10月はちょこちょことライブに行く機会がありまして。
その中の一つがGarland Jeffreysでした。場所はビルボードライブ東京。
Garland Jeffreysと言えば、ニューヨーク下町のロックンロール・レジェンド。今年になっても新作を発表するなど、精力的に活動を続けている彼の、74歳にして東京で初公演です。
2nd ステージだったので21時会場、21:30スタートと比較的余裕があったので、たまたま同じライブに行くという昔からの友人2名と待ち合わせ、先に近くで食事してから行くことに。
ここから少し余談になりますが、このとき食事をした「天城」という大衆酒場。何度かきたことがありましたが、いいところです。六本木にはこの類の新橋感あふれるお店はあまりなくて、普段なかなかおしゃれな環境に染まることのないサラリーマンには敷居の低いお店です。値段も1人3000円も出せば十分すぎるというリーズナブルさ。店はあまり広くないので、予約するか少人数での訪問をお勧めします。
…さて、久しぶりに会う友人たちと長々と話をしてしまい、慌てて会場に向かったが5分遅れ。先の友人たちと別れ私はステージフロア真ん中やや後ろの自由席に着席。すでにステージでは、Velvet Undergroundの”Waiting For The Man”がなかなかいい感じで演奏されておりました。
構成は前半は比較的最新作 “14 Steps To Harlem”からの曲が多く演奏され、このアルバムがとても気に入っていた私も満足。ロック、ブルースはもちろんのこと、彼の得意とするレゲエも織り交ぜながら、昔から人種のるつぼと言われているニューヨークらしいミックス・カルチャーを感じさせるこの雰囲気は、Garland Jeffreysならではでしょう。
バラード調にアレンジされたビートルズの”Help”(最新録にも収録)、ボブ・ディランの”She Belongs To Me”といった曲も披露しながら、35mm Dreamや96 Tearsと言ったロックンロールで大いに盛り上がる。途中ではGarland Jeffreys自身がステージから観客席に降り、観客の椅子の上に立ち上がって熱唱するなどの盛り上がりよう。最後のWild In The Streetsでは観客も立ち上がってサビの部分を一緒に熱唱。アンコールはバンドメンバーははけて、Moonshine In The Cornfieldの独唱で終了となりました。
私自身、ビルボードライブ東京では比較的落ち着いて聞くタイプの音楽を聴いてきているのですが、こういう大盛り上がり大会みたいなのもいいね!と思った次第です。彼らの歌と演奏から滲み出る「ニューヨークさ」をしっかりと感じ取ることができた、そんな一夜でした。
(セットリスト)
※間違っていたらごめんなさい。
- Waiting For The Man
- The Contortionist
- When You Call My Name
- ‘Till John Lee Hooker Calls Me
- Reggae On Broadway
- Venus
- Help!
- Christine
- Coney Island Winter
- Ghost Writer
- 35mm Dreams
- She Belongs To Me
- We The People
- Mystery Kids
- R.O.C.K.
- 96 Tears
- Wild In The Streets
- Moonshine In The Cornfield