目的地がはっきりしているとき、
【人は迷わない。】
どの道を選べばいいか素直に分かるし
多少遠回りしても、不安にはならない。
更に分かりやすく言い換えると
どう生きたいのかが分かっているとき、人は迷わない。
これが自分だ、と思える感覚があると
多少のことでは揺れなくなる。
でも、反対に
ふと分からなくなるときがある。
ちゃんと【私の道】を過ごしているはずなのに、どこかしっくりこない。
日々は流れていくのに、
「これが私のあり方なのかな」と、
少しだけ迷いを感じる瞬間。
一説には――
今は、「自分が何者か」を
自分で決めなければいけない時代だ
とも言われている。
正解とされる生き方がなくなって
選択肢だけが増えていく中で、
「どう在るか」までも
自分で引き受けなければいけなくなった。
だから人は、自然と
“これが私だ”と思える何かを
どこかで求めてしまうのかもしれない。
私にとって「何者か」は、
ブレない自分のことに近い。
もっと正直に言えば、
その自分を信じていたいし、
そこに意味を持たせていたい。
でも――
その「何者か」をはっきりさせようとするほど、
逆に分からなくなっていく感覚もある。
決めたいのに、決めきれない。
欲しいのに、掴めない。
やっぱり人は、
「何者か」という軸がないと
自分のあり方を保てないのかもしれない。
でも同時に、
その軸を定めようとするほど、
迷いは深くなるのかもしれない。
もしかしたら私は、
「軸がないと不安になる私」と、
「軸を決めきれずにいる私」の間で
揺れているだけなのかもしれない。
それでもまだ、
「私は何者か」という問いの途中にいる。
あなたはどうだろう。
“これが私のあり方だ”と感じられる軸はある?
それとも
まだその途中?

