芝居、とくに舞台をやってると、役者、スタッフを含め、お金がない人たちとよく出会う。
もちろん、自分もその一人。来年には40歳になると言うのに、本日の所持金は1630円・・・・。
役者にせよ、スタッフにせよ、なぜ、こうも金欠なのだろうか??
分かりきってる・・・・「芝居してる時間は働けないから」・・・なのだ。
で、そんなお金のない奴らが集まって劇団を立ち上げる。
ほらっ、「貧乏劇団」の出来上がり!!
ときには何カ月も続く稽古の為にバイトを休み、食事代を削ってまで公演費を捻出し、赤字が出ればさらにお金は飛んで行く・・・。
見事なまでの「負のスパイラル」・・・・。
ちなみに、この写真は本日より行われるアトリエ(稽古場)公演のセット。
稽古場にあるものや個人の私物を流用し、1円のお金もかけてない。
舞台監督・照明・音響スタッフもいない。照明は蛍光灯のみ、音楽も劇団員がパソコンから流すだけ。
とにかく、何をするにも「お金がないから・・・」
この一言で片づけるしかない我慢の連続。正直言って、満足に芝居が出来る環境ではない。
それでも、芝居をするのは「芝居バカ」だから。
個人的な意見なので今までハッキリと口にした事は無かったが、自分、もしくは自分たちで芝居を作り上げた事のない役者は好きじゃない。
「芝居をする事」に対する本当の苦労をしらない役者を、私は信用していない・・・・・。
「役者目指してます」
「もっと上手くなりたいです」
「いつかは一人前の役者になりたいです」
って、言葉をよく聞きますが、本気でそう思ってる人は何人ぐらいいるんだろ?
ま、ほとんどの奴らは、適当に舞台出たり、適当にTV出たり、で、適当にチヤホヤされて、それなりに満足してるんだろ。そのうち、声がかからなくなる事も知らずに・・・・。
ハッキリ言ってやる。
「お前らの代わりはいくらでもいるんだよ!!」
でも、こいつらの代わりはいない・・・・。
劇団「10デシリットル」
そう、まぎれもなく「芝居バカ」の集団。
バカ過ぎて困る事もあるけど、こいつらといれば・・・
俺は金欠でも頑張れるのだ!!
ちなみに「金欠でも大丈夫」とは思ってませんから・・・・・・。


