福島第1原発 被ばく線量 独自基準作成へ 双葉郡8町村 毎日新聞 2012年6月09日
福島県双葉町の井戸川克隆町長は9日、福島市で開かれた国と県、双葉郡8町村の協議で、住民の帰還を判断するため、被災自治体で被ばく線量の独自基準を作る方針を示した。国が帰還の目安を年間20ミリシーベルト以下としているのに対し、年間1ミリシーベルト未満にする考えだ。8町村で調整する。細野豪志・原発事故担当相らは「議論はしていきましょう」と述べたという。 井戸川町長は記者団に「低線量被ばくでは(健康被害を)発症しない、と外部の人に言われたくない。我々自身が決定して進まないといけない。発症させない取り組みをする必要がある」と述べ、被災自治体の独自基準の必要性を強調した。

井戸川町長 積算線量マップ 埼玉県加須市の廃校旧・騎西高校に役場は移転、町長と住民もここで避難生活、教室を区切り数家族が入る
「私たち双葉郡民を日本国民と思っていますか。法の下に平等ですか。憲法で守られていますか」と野田首相を問い詰めた双葉町・井戸川町長の言葉
「あるのは放射能だけ。平等になっていない」「(20ミリシーベルト以下で)安全と思っている安全委員会の委員の家族に住んでもらって、安全を確認させていただきたい」「私は脱毛していますし、毎日鼻血が出ています。」「国はアメリカにSPEEDIのデータを先に知らせて、国民にはSPEEDIのデータを提供しなかった。今もって、双葉町は、SPEEDIのデータは来ていません。あの情報が入っていたら、仙台方面に逃げていますよ。あるいは、ベントの連絡もなかった。それから国、東電は、止める、冷やす、閉じ込めると言い張って、絶対安全だと言ってきた結果がこれで、我々は住む所も追われてしまった。放射能のために学校も病院も職場も全て奪われ崩壊しているのです。私は脱毛していますし、毎日鼻血が出ています。この前、東京のある病院に被曝しているので血液検査をしてもらえますかとお願いしたら、いや、調べられないと断られましたよ。我々は、被曝までさせられて、その対策もないし、明確な検査もない。」「全て奪われ崩壊しているのです。」「被曝までさせられて、その対策もないし、明確な検査もない。」 「何も、絶対に引き受けないと言ってるわけではないんです」「その問題より前に、はっきりさせなければならないことがあるんじゃないか。絶対に事故はないと言ってきた東電も、いまだに何の反省もない。それなのに、まず施設ありきでは、議論の筋道が違うでしょう」「取締役に責任がないと言うのは、我々を愚弄(ぐろう)してますね。あの人たちが事故の責任がないと言っているのに、なぜ我々に放射性物質を引き受ける責任があるんですか。誰のせいで、こうして避難生活をしなければならないんですか。放射能を浴びさせた行為というのは犯罪でしょう。違いますか?」「何十年も置くのであれば、今までとは違うスキームの約束が必要でしょう。そうした議論も何もない段階で引き受けろという方が間違っている。その何十年の間にもっと大きな津波や天変地異が起きて、また『想定外でした』というのでは済まない。どうして引き受けたのか、と子孫に問い詰められたときに説明ができないんです」「『原発を誘致したお前の責任だ』というバッシングもあるんだよ。それは甘んじて受ける。今考えると、原発の安全性なんて見せかけ、はりぼてのようなものだったとわかる。中身を見せないようにしていた。いや、見抜けなかったのかなあ」「最後のステップ3が、安全が確保された双葉町に戻ること。しかし、これは最終目標であって、すぐに戻せなどと無理なことを国にお願いするつもりはない。できないことは、できないと言ってほしい。今はなんとしてもステップ2に進まなければならない。年配の町民の中には『俺の死に場所を見つけてくれ』と言ってくる人だって居るんですよ」「私はこれ以上、放射能まみれの環境に町民を生活させたくないと思っている。私自身も1号炉爆発の時に灰を浴びた。もういやだ」
1月8日野田首相を厳しく糾弾する井戸川町長の言葉は私たちの胸を強く揺さ振ります。窮状を訴える悲痛な叫びは国会以上です。国会議員もこの位の迫力で現状と真実を見据え、やって欲しい。住民重視で共に居る政治家だからですね。こんな人が真の政治家です!