原発がある市町村で構成する全国原子力発電所所在市町村協議会が11日、東京都内で総会を開催し、出席した首長からは「中長期的なエネルギー政策をきちんと示してほしい」などと、原発再稼働に向けた政府の対応に不満が噴出した。

総会には枝野幸男経済産業相や細野豪志環境相らも出席したが、冒頭の挨拶のみで退席。出席者から「立地市町村に対する姿勢が出ていて政府を信用できなくなる」などと批判の声が相次いだ。 総会には、原発が立地する地域の首長ら30人を含めた約90人が出席。経産省資源エネルギー庁などの担当者が出席して行われた国との意見交換の場では、関西電力高浜原発がある福井県高浜町の野瀬豊町長が「再稼働問題は、国のエネルギー政策がはっきりしていないこととリンクしている」と指摘した。

東京電力福島第1原発がある福島県双葉町の井戸川克隆町長は、国の原子力委員会が原子力政策大綱の策定会議の議題案を事前に電力会社の関係者に送っていた問題に触れ、出席した同委員会の近藤駿介委員長に対し「今までもこのような形でやってきたのか」と不信感を示した。
 2012年511日 共同通信
  閣僚途中退席を原発立地首長が批判 全国協議会総会で冒頭あいさつのみ
 一方通行発言で定例総会を途中退出する枝野大臣。右は驚く会長の河瀬敦賀市長
双葉町 井戸川町長枝野・細野両大臣の席に背を向け発言続行
まず私は言いたい事は紙に書いてきておりましたけれども、これは大臣にお答えして頂きたいと考えておりますので、回答をあとで文書で頂いて、全員に回答をお願いしたいと思います。それから、先ほど細野(原発事故処理担当)大臣が申されました、収束についてということですが、私が現場を確認したところ、収束しておりません。従って、野田総理が収束したと言われましたけれども、その後現場に入って確認しましたところ、事故は収束しておりませんので、大変大きな間違いを起こしているなという風に思っております。まず、安全委員会のほうでもでも解ったという話でありますが、国会事故調の中で、斑目委員長が答弁していた、当時のSPEEDIの問題で、風向きの話がされていました。で、あの時、風向きについては分からないと言いながらもですね、全く間違った風向きを答弁しておりました。私はあの時ずっと風向きを見ておりましたので、あの言葉に対して、「このように嘘をつく方なのか」と、斑目委員長に対しては非常に疑念を新たにしたところでございます。

今日、近藤委員長が来られております。近藤委員長には去年私が何をされたかきっと憶えていることと思いますが、今もその気持ちでいっぱいであります。3月11日以来、事故発生後、委員会は全力を尽くしてきたということでありますが、甚だ私たちにはその全力のことが伝わってきておりません。非常に残念であります。

今日の毎日新聞の記事でありますが、推進派意向で修正結論。原子力委員議案隠しということで、(隠蔽していたことが)認められました。これは非常に重要な内容だと思っております。

このような形で、今までもやってきたのか、と。我々立地において、色々いま事故に遭って、避難生活の中で、情報隠しによる不信について、これは全くその延長線であると、反省なんかどこにも無いなという風に思っております。

さらに再び昨年の、この場で近藤委員長さんに申し上げた私の気持ちは、もっともっと強くなってしまった。我々はやはり、正当な業務をして頂く原子力委員会であって欲しいという風に念願しておきたいと思います。これはあとで、調査を求めたいと思います。さて、私は折角の機会ですので今日は、もう大臣が居ません。もう帰って。向きを変えたいと思います。皆さんの方を向かせてください。

  我々は今どういう状況に置かれているかということを、報告させて頂きたいと思います。避難を指示されましたけども、その後、本当にありがたいなとか、責任をとってくれたな、ということが一切、感じられることがありません。賠償。さきほど各大臣、言いましたけども、我々は減った分、損した分の賠償を求めてるんですが、これすら今否定されております。賠償支援機構法というとこにあります目的の中に、原子力発電所の円滑な安全運転をすることを目的とするような、文言が入ってるんです。賠償支援機構法の中にですね、我々の所にお金が届くというのは、全く今、入ってくるのかどうか解りません。本当に一体、遅々として東京電力がいったいその責任を考えてるのかと、政府もその責任をしっかり考えてるのかと、言葉は細野大臣は「しっかり責任をとる」なんて簡単にやさしい言葉を皆さんの前で言ってますけれど、我々にとってはとんでもない、今置かれている姿は、棄民であります。棄てられた国民であります。野田総理は「大事な国民である」と言いましたけれども、私は今そのような状況に感じていることはありません。なぜならば、未だに一向に進展しないまま、災害救助法の法の枠の中で、避難生活をさせられております。本来であれば、事故原因者が住む所を用意して、職場もすべて用意して、そこに移ってくれと、大変申し訳なかったと、そういう中でやってくれるんであれば、ああこれはと許せることもありますが、決してそういうことは一言も聞いたことがありません。例えばですね除染作業、これは市町村の責任のもとにやって下さいという文言に変わっちゃってるんです。しかも全県に振りまかれた放射能には持ち主がいません。無主物ということで、責任者がいません。そのような中で、県内の各市町村は泣く泣く除染作業しておりますが、この新聞にあるように、効果が出ておりません。また再び校庭の放射能の線量が高くなってきておる。そんな中に子どもたちが被曝しながら、毎日生活しております。法律にはちゃんとあるんですね。管理区域の中では飲み食いをしてはいけない。管理区域の中では飲み食いをしてはいけない。あるいは10時間以上滞在してはいけない。1ミリシーベルトが限界となっていても、多くの県民が、そのような中で毎日暮らしてるんです。これ、納得している県民もいますが、多くの子どもたちは納得するすべもありません。避難する術も無いんです。避難する権利、これが憲法で謳われる基本的人権からいっても、有るはずですが、こういうのも無視された中で今、我々が双葉郡として、あるいは各町村として、色々譲歩しておりますが、要望は受け取ってもらえますが、具体的に何らやってくれたな、本当だな、というところが、あまり感じられません。その挙句に私どものところに、中間貯蔵施設を設けろと、政府は言っています。新たな迷惑施設を受け取る。それは、放射能が濃いからお前んとこに置けと。放射能が濃くて住めないなら、なおさら除去してみて頂きたい。完璧に戻して頂きたい。もう我々双葉郡の組長、もうみんな町民からやいのやいのと要求が来てます。我々、受けざるを得ない。町民にとってはやはり、組長であり、気概なんです。色んな要求来ますが、受けるだけで捌け口が無い。我々は訴えても、明確に答えて頂けない。こんな中で、原子力政策というのはあっていいんだろうか。
今までは安全だ、絶対安全だ。閉じこめる。止める。冷やす。ということで安全だ、ということで、表だけを見せられてきました。こう、いつも表だけを見せられてきました。しかし私たちは、今度裏を見ましたらば、その対応は惨憺たるものでございます。ご理解頂きたい。本当に安全を求めることが、そして安心を求めることが、みなさんにとって、やがて廃炉、燃料の隠蔽、これも大変大きな問題となりますが、やはり我々が皆さんの代表として今一番最悪の状態に来てるってことです。私も爆発の時に現場に居まして、それも二回目ですが、空から爆発物が降って来ました。もうこれで終わりだなと思いましたけれども未だ生きております。命の限り色々訴えて参りたいと。しっかりするのは誰ですか?私どもが苦しい思いをして毎日を暮らすというのが、良いんでしょうか?責任が我々にあるのか、ということです。今、福島県内からお前が出した放射能だから早く持ってけって言われております。双葉郡は責められております。あれほど交付金貰って良い思いしたんだからと。これは県にも異質(?)交付金が入っております。核燃料で入っておりますが、このことは県民知りません。私どもだけが、交付金の立地で良い思いしたんだという、この宣伝の中で苦労しておるのでございます。多くの、もっともっと多くのお話をさせて頂きたいんですが、時間が限られますので、このようなところで。一日も早く、元通りの生活をさせてもらいたい、このように思うんです。どうぞ、ご声援をよろしくお願いいたします。
   
    
  
大臣途中退席に全原協副会長 双葉町長が抗議 .ノーカット2本
   *  http://www.youtube.com/watch?v=twDn5cWWcDY
 
   *  http://www.youtube.com/watch?v=kEADmMNARXM
 
 テレビ朝日ANNニュース →* http://www.youtube.com/watch?v=qSQ4-XqyACM