最近やたらと
「forget-me-not」を想い出し
口ずさんでしまう。
この曲を教えてくれたのは
sakuraだった。
2人で海の近くの
sakuraの別荘の近くにある
カラオケボックスに行った時
sakuraがオレに歌って欲しいと言って
リクエストした曲だ。
オレはほとんど知らなくて
カラオケのリードに沿って歌った。
“君が教えてくれた花の名前は
街に埋もれそうな 小さな 勿忘草”
吉川晃司もリクエストされて歌い
尾崎と吉川とオレは同い年だと。。(笑)
笑い合った。
吉川はまだ知ってるけど
尾崎の曲は知らなくて
こんないい歌作る人なのに
なんで今まで聴いてこなかったのかと
思った曲だ。
尾崎は真面目すぎて
盗んだバイクとか窓を壊し歩いたなんて
こんな真面目そうなヤツが信じられないし
オレには合わねー
なんて同級だからか
「ダサい」って勝手に思って
当時は聴いてなかった。
ただ
亡くなった時はショックだった。
オレは買い換えたばっかりの中型のバイクで
ひとり走って、途中のドラッグストアで何かを探してる時
ラジオのニュースから尾崎が亡くなったと聴いた。
その瞬間
その空気感
止まった時をよく覚えてる。
今は
sakuraを想い出す。
「良い曲だから覚えて!」
そう言って
10コ下のsakuraはオレになかば無理やり歌わせた。
今思うと
私を忘れないでね。
そう言っていたのかもしれない。
君が教えてくれた歌の名前は
街に埋れかけた
ちいさな わすれなぐさ
なるほどって思うよ。
歌うと泣けてくるのは何故だろう。。
サクラの花びらが散って
道路に埋もれて
きれいになくなってしまうように
忘れ去られてしまうように
『“ささやかなこの人生”〜風』
しないでね
って言っているようだ。
ホントに想い出すよ。
イイ女だったなって。
いい曲を教えてくれてありがとう。