カサッ、カサッと焚き付けの小枝を拾いながら小屋の前にたどり着く、新年の気持ちをスッと止められたこの場所は盆も正月も無く何も変わらない、ただ、黄色と茶色の落ち葉が絨毯みたいで嬉しい心持ちになった、

切り株の上にドサッと去年のしめ縄とお札を置き落ち葉を掃いて、さぁドンドン焼きをやろう、その火で今年最初の飯を炊いて、女房の手作りお節で一杯、、とはいけません、
正月定番の好物は極上だけど安上がりの俺に欠かせないのは納豆と卵、かき混ぜてナイフでネギを刻んだら、さっそく幸せになりました、

燃える藁の匂いが鉄瓶のお湯に移ったのか、入れた玄米茶がまた格別に旨いのなんの、、
玄関の上がり口、孫が丸い目でべーって舌を出した、負けじと俺もべーって舌を出す、
「明けましておめでとう」と覆い被さるように言ったら「ジイジ遊ぼっ」て手を掴まれ奥へ、、昨日の正月は今まで生きてきた中で一番楽しかった、、
孫の脳神経の軸索は物凄いスピードで繋ぎ合ってる、こうやって人間らしく成って行くんだ、言葉も会話も成立してるし、とにかく記憶力が半端ない、聞き分けができるのが驚きだが少し寂しい気もする、、
ところで、娘に険しい顔で「ジイジの教える影響が強くて困る」と言われたが、何のことだ、、
孫と同じレベルで遊べる俺は何を教え喋ったか、いちいち覚えてない、
、、そうかアカンベーを教えたのは俺かぁ、、
玄関で、いきなりベロを出したから、こいつやるなと喜んじゃダメだった、こりゃあウッカリできないな、、
7月で満3歳になる、、。