小屋のすぐ上の裏山は孟宗竹が生い茂っていて、3年くらい前から小屋の中までその地下茎が押し寄せてくるようになった、ある日のこと、鍵を開け小屋の扉を開けたら、薄暗い奥に何か黒い物が立っていたのでビックリして身構えた、よーく見たら何のことはない、床板を破って出てきたタケノコだった、、
孟宗竹の恐ろしく堅い根っ子を金テコでこじ上げる、バリッ バラバラバラー!土手の表面の堅い土が根っ子ごと剥がれ落ちた、、
しまった!上の巨石が地震で落ちやすくなってしまう、マズイ!
けど、ダメダ、もう止められない、一度剥がれた表面は元には戻らない、、やり切るだけだ、、
金テコの棒をさらに、ねじ込む、コノヤローッ!ミリミリッ!根っこを土手から目一杯引き離し、錆びた鋸で土手の表面ギリギリのところで切って落とした、、

どさっと落ちた、このくそ重たい奴を、綱引きみたいにズルズル坂の上まで引き上げた、
思わず大きな溜息、凄いとしか言いようがない、恐ろしいくらいの生命力と勢いだ、、、
ふと見ると何と、その地下茎の途中に、小っちゃなタケノコの赤ちゃんが顔をだしていた、、
あっりゃー、まだ2月だというのに、、、そうかぁ、土の下はもう春なんだなぁー、、、
戻って、土手の前の土を掻き落としながら、錆びたパイプ、大小の鉢、割れたガラス等を拾い出す、、まぁよくもこんなに持ってきたもんだ、、バカタレガ!、、ただ、黙々とやった、、キツツキみたいに、、
おっ、これだ!、ありましたよ~、、
子供の時見たはずの暖炉みたいな、堅い土手を浅く、くりぬいた穴が、、2つ並んだボロボロのブロックも、、
いやーなつかしいっ!思い出したぞ!ここで鉄瓶で沸かしたお湯で、なんか湯飲み茶碗に口突っ込んでたなぁー!、、、
きっと、こないだテレビで見た記憶喪失の人が写真見て、目の前の人を母親だと認識し始めた瞬間みたいだろう、、、、
よし、やっぱり石を積もう、、火を燃すこの場所を造り直そう、、
もっと良くしよう!、、、たまらない気持ちが沸いてきた、、ただ、嬉しい気持ちだけだった、、、、
こうなったら、坂道のコンクリートの部分を広くして、俺の相棒のエルタがスッと通れるようにすれば下からの道とつながって気持ちがいいだろう、、、

こっちも、あっちも、手を付けたもんだから、スコップも鋸も鋤簾も振り返るたんびに見当たらないを繰り返す、、、
足りない石は裏山からエルタに乗せて調達だ!さすがにでかい石は重い、、エンジン音が低く唸る、、
お前が蘇らなかったら、イノシシに負けない、頑丈な石積みは到底できないと思うと、老体にむち打つようで、辛くなる、、
登り坂にさしかかると、顔が歪んで、うーっと叫んでしまう、、あとちょっとだからなっ、、、
おかげで、できあがりました、ブログと自分の想い出の心に載せようと綺麗に掃除して写メを撮ったのがこれだぁ、、、ワン、ツゥ、スリィ、、、

ちっちゃくてショボイけど、俺にとってはハリーポッターのシーンに出てくるような、魔法の暖炉です、、
はい!ここまで来ればねぇー、、俺もそう思った、、何か燃やしてみたいなと、、、、へへへェー
こないだの雪の日より、いつまでも、火を眺めて喜んだ、、
闇に揺れる炎は神秘的だ、言葉もない、、ただ、見つめてるだけだった、、、
、、疲れて粋な文が浮かんでこない、、、、
でも寝小便だけはしなかった・・・・・。