🚗【初心者向け】オイルフィルター(オイルエレメント)の種類と交換の重要性をわかりやすく解説!
🔧 車のどこに問題があるのか
エンジン内部では、燃焼や金属の摩擦によって鉄粉や汚れが発生します。
これらの汚れがエンジンオイルに混ざることで、オイルがどんどん汚れていきます。
その汚れを取り除く役割をしているのが オイルフィルター(オイルエレメント) です。
しかし、フィルターが汚れで詰まると、汚れたオイルがエンジン全体を回り、
最悪の場合、エンジンが故障する原因になってしまいます。
定期的なオイルフィルター交換を怠ると、
・潤滑不良(エンジンがスムーズに動かない)
・オイル通路の詰まり
・エンジン焼き付き
といったトラブルを招く可能性があります。
🧰 オイルフィルターはどのように整備するの?
オイル交換と同時に、オイルフィルターも交換するのが基本です。
現在は主に 2種類のフィルター が使われています。
① カートリッジ型オイルフィルター
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金属ケースとフィルターが一体になったタイプ。
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交換は「ケースごと新品に交換」するだけなので作業が簡単。
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整備時間も短く、DIYでも扱いやすい。
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ただし、金属ごと廃棄するため環境負荷がやや高い。
② エレメント交換式オイルフィルター
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内部のフィルター部分(エレメント)だけを交換するタイプ。
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ゴミが少なく、環境にやさしい。
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部品代も安く、エコ志向の時代に多く採用された。
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ただし、作業工程が多く、ケースの取り外しや清掃が必要。
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ケースを強く締めすぎると、破損するリスクもある。
最近では、整備のしやすさを重視してトヨタ車などがカートリッジ型へ回帰しています。
🚀 オイルフィルター交換のメリット
オイルフィルターを定期的に交換することで、以下のような効果があります👇
✅ エンジン内部をクリーンに保ち、エンジンの寿命を延ばす
✅ 燃費の改善、エンジン音の静かさアップ
✅ 故障や修理費のリスクを大幅に減らせる
✅ カートリッジ型なら整備時間を短縮でき、作業トラブルも少ない
✅ エレメント型なら環境にも優しいエコ整備ができる
🔍 まとめ
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オイルフィルターには「カートリッジ型」と「エレメント交換型」の2種類がある。
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どちらも一長一短だが、重要なのは定期的に交換すること。
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オイル交換とセットで行うことで、車の性能を長く維持できる。
「エンジンを守るのはオイル。そしてオイルを守るのはフィルター」
基本的な知識を一つひとつ積み重ねていくことが、
今では整備士としての仕事の効率アップにつながっていると実感しています。
少しでも皆さんの整備作業のヒントになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ご意見やご質問があれば、ぜひコメント欄にお寄せください!
トム