さあ、いよいよ求人を探しましょう。
書類が完成したらいつでも応募ができますよ。
書類ができていないと応募はできません。
もし、皆さんが今すぐには求職活動をしない。しばらく雇用保険をもらっていよう。
することもあるし、旅行もしてみたいし、----、などとお考えの方、それはそれで結構です。
問題ありません。
早く、早く、と急かすつもりはありません。
しかし、書類の作成までは早くやっておいた方がよいです。
書類作成まで進めてからしばらく様子を見るといいです。
書類が完成していると突然、いい求人が出た場合、すぐ応募できます。
書類ができていないと作るのにかなり時間を要します。
休んでも構いません。ただし、書類だけは完成させておく。これが鉄則です。
応募する求人を探しましょう。
求人はいろんなところで探せます。以下のような方法がすぐ、浮かびます。
1、まずはハローワーク
2、新聞広告
3、新聞の折り込みチラシ
4、駅などにおいてある無料の求人情報誌
5、インターネットの人材会社のサイトに登録
6、企業のホームページに載っている求人情報
7、人脈(親戚、友人、過去の職場の上司や同僚、後輩)
こんなところがまず、思い浮かびます。
それぞれについて特徴を記しましょう。
1、ハローワーク
日本で求人数が一番多いです。ピンからキリまでいろんな求人があります。
求人を探そうと思ったらまずはハローワークと考えてよいでしょう。
採用する企業にとってもハローワークに求人を出すと一番メリットがあります。
このメリットは企業から見て社員を採用するのにお金がかかりません。
他の手段を使うと必ず、費用が発生します。ハローワークは無料です。
正社員、契約社員、アルバイト、パートなどいろんな形態の求人も扱っています。
職種もほぼ全部の職種の求人があります。社長職からお手伝いまで何でもそろっています。
全国の求人が検索できます。
この求人に応募したいと窓口に行くとすぐ、相手先に電話をして面接日を決めてくれます。
非常に手っ取り早い。公的な機関ですから安心して検索、応募、面接に行けます。
まずはハローワークで検索するのが一番です。
全国の求人を検索することができます。
雇用保険の申請をしていない人、雇用保険の支給が切れた人でも検索は可能です。
各ハローワークによって検索時間、求人票のプリントアウト枚数など違いがありますが、
ルールに従って行なえば問題ありません。
実際の検索方法、求人票の見方は別のテーマで詳説します。
(この検索方法が重要です)
2、新聞広告
新聞の求人広告も本誌に載っている求人広告について説明します。
本誌に求人広告が載るのは日曜日、月曜日が多いようです。
新聞各紙とも少し特徴を持っています。
朝日、読売、毎日、日経などの全国紙はそれぞれ地方版に連動してその地域の求人を
載せています。
また、日経は経済活動に関する職種の求人が多いようです。読者、新聞の性格からそのような
指向になるのでしょう。
一般的な職種を探すときは一般紙、経済関係の職種を探すときは日経というように目的別に
探す新聞を変えることも必要です。
関東版なら勤務地が関東になる求人、なるべく広い範囲の人たちに見てほしい、という求人が
多いです。
勤務地が地方になるけれど、首都圏で求人を集めたほうが集めやすいというような求人が多い
です。
よく見るのは「リゾート地の会社のマンションの管理人」のような求人です。
多くの人が求人を見てくれる期待を持っています。 リゾート地だからその地域だけで求人を
出しても希望者が少ないため、集まらない、というような求人は広く人目に触れるような媒体を
使います。
また、求人を掲載する日に特集を組む掲載方法も多いです。
例えば、福祉関係の求人をまとめて掲載するという方法です。
いろいろな福祉関係の企業、求人が載っていますので求職者が探しやすい、いろいろな職種に
気づきやすい、比較しやすい、などのメリットがあります。
全国紙ではなく地方新聞にも同じように求人広告が載ります。
日曜日、月曜日が多いと思います。
地方紙の場合は配布地域が限定されていることから、その地方の中小企業が利用することが
多いです。
地元で就職したい、中小企業がよい、早く就職したい、という方は地方紙の求人を探した方が
早いでしょう。
全国紙だからよい求人、地方紙だから悪い求人ということはありません。
全国紙の方が読者が多い分、競合も激しくなります。
新聞広告の求人には一求人あたり100~150名が応募すると言われます。
新聞広告だけを目指して求職活動をするということは競争が激しく、時間がかかることになり
ます。
新聞広告もチェックし、他の求人にも注意を払うという意識を持った方がよいでしょう。
3、新聞の折り込みチラシ
チラシの性格上、地域限定の求人がほとんどです。
チラシを印刷して新聞に折り込んでもらうという手間がかかるため、費用がかかります。
この費用をかけてもよいという求人を求めています。
したがって、一人の作業員を雇うためにチラシを入れる、一般事務員を一人雇うためにチラシを
入れるということはまず、ありません。
これらの社員を雇うためにチラシを入れるほど費用をかけられないからです。
今回集中的にこの地域である作業を行いたい、そのために20名募集する、というような
場合はその地域にチラシを配布するという手段が効果的です。
こんな場合は集中してチラシを入れます。
地域で配布されるチラシでは多くの企業が少ない求人を求めている、それらの求人を寄せ
集めて集合のチラシにして配布するという方法はよくある方法です。
求人を集めて回り、それをまとめて1枚の求人広告にして配布する方法です。
求人を集める会社が求人企業から少しづつ費用を分担してもらい、チラシを印刷して新聞折り
込みする方法で各求人会社は費用の分担が少なく求人を出せるため、気楽に利用できます。
地域限定で手軽に求人を探すときには有効な手段です。
4、駅などに置いてある求人情報誌
ある会社が求人を集めて求人情報誌を作成し、駅などで無料で配るものです。
何種類も配布している場所もあります。
これらの情報誌に載っている求人は急募、手軽にお金になる、短期就業でもよい、など腰を
落ち着けて就職しようという方よりもアルバイト、パート的に手軽に就職したい方向けが多い
ようです。
同じ求人が長く出ていることが多い、人が集まらないような職種が多い、など若い人が手軽に
就職したいという雰囲気で探す情報が多いと感じます。
5、インターネットの人材紹介会社のサイトに登録
インターネットで「人材紹介」と入力するとめったやたらいろんな人材紹介会社が出てきます。
このサイトに必要項目を入力して求人を探してもらうというやり方も職種、本人のスキル、などに
よっては非常に有効です。
ただ、このような人材紹介会社の求人情報はどのような仕組みになっているか、簡単に説明して
おきましょう。
その説明をご理解いただくと自ずとこのようなサイトを利用するにはどのような条件が必要か、
お分かりいただけると思います。
「人材紹介会社」は次のような方法で収入を得ている企業です。
求職者がいる、この求職者をほしがっている企業に紹介し、採用してもらうとその企業が求職者に
払う初任給の20~30%を手数料として採用した企業からもらう、求職者は手数料を支払う
必要はまったくありません。(日本では求職者から紹介、内定などで手数料を取ることは禁じら
れています)
「人材紹介会社」は採用してくれた求人企業から手数料をもらい、経営しています。
求人企業がお客様になります。 したがって、お客様(求人企業)を向いて仕事をします。
求人企業はどんな人材をほしがっているか? どんな人材が企業に採用されやすいか? どんな
人材なら企業へ、早く、高い給料で採用されるか?
そんなことを考えながら求職者を探しています。
いわば、売りやすく(採用されやすく)、高い給料を払ってもらえるような求職者はいないか? と
いうのが人材紹介会社の一番の興味です。
反対に言えば、企業が給料の20~30%も払ってまで採用するような職種の社員でない、ハロー
ワークに求人を出せば多くの応募者がある職種、そのような職種の社員を採用するために人材
紹介会社を利用することはありません。
求職者から見ると企業がなかなか採用できない職種、人材、スキルの持ち主などは人材紹介会社
経由で求人があると推察できます。
例えば、医者、看護師、薬剤師、税理士、公認会計士、などの取得が難しくまた、取得していない
と職務につけないような職種、こんな求職者は引く手あまたです。人材がほしくてしようがない、
という状態です。ほぼいつの時代でも求人が多くあります。
また、ある企業が新規に事業を起こそうとするときにその道のプロを一本釣りで求めるような場合
も人材紹介会社に求人を出してきます。
勤務地が全国的になりがちで転居できる人ほどモテます。
この「人材紹介会社」経由の求人には「年齢」が大きな条件になります。
ステップ①自己理解(年齢)編で述べた25~35歳の求職者が非常にもてます。
この年齢でコミュニケーション能力が十分にある人材はいとも簡単に採用が決まります。
企業は過去の経歴、学歴、経験にとらわれず、自社の必要な部門に配属し、半年で戦力化できる
おいしい人材に写ります。
普通の人材紹介会社はこの年代の転職者、求職者に的を絞っています。
他の年代の求職者については「うまく求人と合致すれば儲けもの」程度に考えています。
求職者でこの年齢に入っている登録者は人材紹介会社からいろいろアプローチがあります。
面談もしてくれる、力を入れて求人を探してくれる、など利用価値は高いです。
しかし、この年代から外れていると人材紹介会社が力を入れて求人を探してくれるという期待は
あまり持たない方がよいです。(ただ、年齢のいかんにかかわらず、登録するのは自由ですから
登録しておきましょう)
人材紹介会社は採用されて収入が発生しますから可能性やタイミングが合えば売りやすい人だけ
ではなく、だれでも紹介はしてくれます。
人材紹介会社は非常に小さい企業が多いです。一人でやっている、何人か集まって会社名は
付けているが実態は個人業に他ならないという企業も多々あります。
これらの人材紹介会社はこんな業界に強い、こんな職種に強い、この地域に強い、というように
極端な特徴を持った会社が多いです。
自分が探す職種や地域、などを考えて自分の求める求人を多く持っていそうな人材会社を探して
登録することがうまく進む条件です。
ポータルサイトから検索文字(人材紹介、社長業)を入力して検索すればあなたに一番合いそうな
人材紹介会社が出てきます。そこに登録してみればよいです。
6、企業のホームページに載っている求人
企業のHPを見ると「求人情報」と称して求人が載っています。
この求人情報を見て応募するのも有効な方法です。
このHPの求人は2つの種類の求人を載せていることが多いです。
1つは25~35歳のいつでもほしい人材の求人でいつでも出しています。
いい人材が応募してくれたらいつでも採用試験をしてよければ採用する、という求人。
このような企業は伸びており、各部門でいつでも恒常的に人材がほしい、という企業です。
年齢をかなりはっきり打ち出しています。条件は「自社の規定により厚遇」など相手によって
フレキシブルに対応しようという姿勢です。
コミュニケーション能力があり、やる気、覇気、明るい、そんな人材は簡単に採用されます。
もう1つは目的を持った人材採用の求人です。すなわち、こんな人材、年齢、勤務地、期間限定、
給料はいくら、などはっきり採用条件が記載されています。
この条件に合う人が応募するとかなり真剣に検討してくれます。
条件に合わないと全く棒にも箸にもかかりません。
企業のHPではこれら2つの求人が多いようです。
皆さんの求職目的に合わせてHPの情報をチェックしてください。
7、人脈(親戚、友人、過去の職場の上司や同僚、後輩)
人脈という情報源、これは皆さんにとって非常に有効な求人情報取得の方法です。
ひょっとすると皆さんは人脈による求人は「断ったら悪い」「自分の思いと違う就職になるのでは
ないか?」など否定的にお考えかもしれません。
人脈からの求人は絶対に否定的にとらえないでください。前向きにとらえてください。
皆さんの心配事は杞憂です。それを説明しましょう。
まず、人脈から入ってくる求人は情報をもたらしてくれる知人はあなたのことをよく知っていて
あなたにあの企業の求人を教えて就職しても悪いことはしないだろう、あの人ならきちんと
職務を遂行してくれるだろう、間違いはないだろう、そんな気持ちであなたに情報をもたらして
くれるのです。
あなたが十分信用されている証拠です。
また、相手先企業に対してもあの人なら紹介しても問題ない、と思うからこそ両方に声をかけて
くれているのです。
あなたは信用されているのです。相手先企業にも悪くは言っていないはずです。
企業から見ても紹介されたあなたのことはまったく紹介者がいない応募者より安心してみている
はずです。
したがって、応募の書類を検討する、面接をする、そのような場面で企業は「この人は○○さんの
紹介だな」という目で確認します。
まったく知らない応募者よりも贔屓目に見てくれます。
この点だけでも他の応募者より、アドバンテッジ(優位性)があります。
採用されやすいことになります。
知人からの求人情報は絶対に粗末に扱ってはいけません。
「ありがとう、助かる、すぐ応募してみる、相手の連絡先を教えてほしい」と情報提供者に前向き
で対応します。
教えてもらった時はすぐ行動を起こします。相手先に電話、メール、書類の送付など、
どうするか聞いたとおりに対応してください。
反応を待ち、指示されたとおりに行動して素直に応じていけばよいのです。
面接まで行く、場合によっては内定する、ここまでは前向き、熱心に「入りたい」という気持ちで
取り組みます。
途中の経過は紹介してくれた知人に節目、節目で報告しておいた方がよいでしょう。
面接まで行って不採用になることもありますし、内定になることもあります。
この両方に対しての皆さんの対応が重要です。ぜひ、留意してください。
まず内定した場合
相手先企業に「ありがとうございます」とまずは礼を言います。
そして勤務条件について不明な点があれば、ここで十分確認します。
仕事の内容、期待されている成果、給料、勤務時間、休日、など、もし、この時までにはっきりして
いない点、不安に思っていた点、があれば「内定後、確認」します。
内定の連絡があった時にこの会社には入る、と決めている場合は「ありがとうございます。
明日からでも出社OKです」と早く勤務できるように促します。
出社日まで時間を取らないことが肝要です。
しかしながら、今までの情報だけではすぐOKとはいかないなあ、と考えている会社から内定の
連絡をもらった時は「ありがとうございます。家族と相談するので一晩、時間を下さい」と言って
時間の猶予をもらいます。
それから今まで入手した情報など勤務条件について再度、チェックしてみます。
内定前までに勤務条件が不明で不安だと感じていろいろ聞くことはタブーです。
(内定前に条件を聞いても入社しなければ何の意味もありません。むしろ気にして聞くことでこの
応募者は自分のことしか考えていない、働く意欲があるのか、と勘繰られてしまいます)
不安や疑問がある場合はじっと辛抱してこの「内定」時に確認するのです。
内定の連絡をもらった後、条件を確認してさらに聞いておきたいことがあった場合はこの時に
再度、こちらから電話して人事の担当者に疑問を尋ねます。
この時は何を聞いても構いません。
きっちり確認した後、「ありがとうございました。家族と相談します」と言って翌朝まで時間を
もらえばいいのです。
受諾しようと思うときは翌朝まで時間を取らないで決心した時点で「よく相談しましたが、ぜひ、
お世話になりたいと思います。出社はいつからでも可能です」と言って早くOKのサインを出します。
やはり、断る、辞退しようというときは翌朝、電話して「大変申し訳ありません。家族の了解が取れ
ないので今回は辞退させていただきます」と言って断ります。(辞退の場合は翌朝には連絡します)
これで何の腐れ縁もありません。終了になります。
会社との関係はこれでおしまいですが、紹介してくれた知人との関係が残っています。
知人には内定まで行ったことを謝し、辞退した理由をはっきり説明しておいた方がよいです。
この理由は本当のことでなくてかまいません。「面接までしてもらって職務の内容をいろいろ聞いて
自分の能力でどのくらい貢献できるか、考えたが残念ながら自分の能力では会社の期待に応えら
れない、と強く感じた。勤務を開始してから能力で迷惑をかけては悪いので自分から辞退した」
さらに「せっかくの良い情報をありがとうございました。まだ、求職活動をしているので別の情報が
あったらぜひ、紹介して」と頼んでおきます。
辞退した理由に勤務条件を絶対にあげてはいけません。辞退の理由は自分の能力、スキルと
相手先の期待のギャップだった、ということにします。
知人との間の信頼関係、友人関係を壊さないようにすることが重要です。
このような断り方、説明をすれば知人との関係を壊すこともなく、条件の悪い知人の求人情報で
就職しなければならないということにもなりません。
また機会があれば求人情報を紹介してくれるでしょう。
内定しなかった場合
残念ながら内定まで行かなかった場合もありえます。
この時も知人にはその旨、連絡します。
この時は絶対に知人に相手先企業の恨みつらみを言わないことです。
どうしてもうまくいかなかったときに知人に不満をぶつけがちですが、絶対やってはいけません。
あくまで自分のスキル、能力が相手の企業の要求まで達していなかった、自分の能力に問題が
あって内定しなかった。
これに懲りず、また情報があればぜひ、紹介してほしい、と頼んでおきます。
このような対応に徹すると友人関係を壊さず、また、情報ももらえます。
こうして考えると知人からの求人情報を大事に扱い、それに乗っていくことは非常に価値のある
求職方法です。
うまくいくと一番すんなりいく就職方法です。
ぜひ、友人関係を壊さず、うまく情報をもらうということを考えてください。