思いやり2

 

行う思いやりと、待つ思いやりがあるとしたら、

子育ては待つ思いやりだろうと思う。

 

親は人生を色々経験してきているが、

生まれてきた子は0からの出発である。

 

親が見たら、もたもたしているようでも子どもは真剣にやっている。

子どもが見るもの、聞くものすべて初めてである。

まずは体験しなければ、納得できない。

 

危ないも、怖いも自分で経験して納得する。

親は、先に結果が見えている。だから、危ない、だめの連発になる。

ちょっと待ったら、親が予測していなかった結果を子どもが導き出すことがある。

(自動車とか身体的に明らかに危険がある状況は注意すべきである)

 

これはすごい発見である。親がやれなかった経験を子どもがしている。

親は自分の親から「ダメ」って言われたことを子どもに言っている。

 

私の親も心配性で、いつもこれはダメあれはダメといっていた。

孫にも同じ事を言っている。私にも注意するように言う。

私はいつも子どもの意志にまかせた。

 

なぜなら、ダメといわれたものほど楽しいことはないからである。

しかし、子どもが選んだからにはすべて子どもに責任を持たせた。

最初から最後まで完結させることが大切だと思っている。

 

子どもが行動している間に、

何かあったときは、どこにでも行く覚悟でいるのもまた親としての醍醐味では・・・