行う思いやりと、待つ思いやりがあるとしたら、
子育ては待つ思いやりだろうと思う。
親は人生を色々経験してきているが、
生まれてきた子は0からの出発である。
親が見たら、もたもたしているようでも子どもは真剣にやっている。
子どもが見るもの、聞くものすべて初めてである。
まずは体験しなければ、納得できない。
危ないも、怖いも自分で経験して納得する。
親は、先に結果が見えている。だから、危ない、だめの連発になる。
ちょっと待ったら、親が予測していなかった結果を子どもが導き出すことがある。
(自動車とか身体的に明らかに危険がある状況は注意すべきである)
これはすごい発見である。親がやれなかった経験を子どもがしている。
親は自分の親から「ダメ」って言われたことを子どもに言っている。
私の親も心配性で、いつもこれはダメあれはダメといっていた。
孫にも同じ事を言っている。私にも注意するように言う。
私はいつも子どもの意志にまかせた。
なぜなら、ダメといわれたものほど楽しいことはないからである。
しかし、子どもが選んだからにはすべて子どもに責任を持たせた。
最初から最後まで完結させることが大切だと思っている。
子どもが行動している間に、
何かあったときは、どこにでも行く覚悟でいるのもまた親としての醍醐味では・・・