こんばんは。
3月最後の週末、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
先週、木曜日には、東京都の小池知事が外出を自粛するよう要請を出されました。
それすなわち、隣接する我が街、神奈川県でも、同様の要請を出されるのは時間の問題だろうと思っておりました。
一夜明け、午後。
神奈川県の黒岩知事が、県庁で緊急記者会見。
私はこの生中継の会見を職場のテレビで観ていました。
本県は現在のところ感染拡大のスピードをなんとか抑制できているものの、
この先、 あるとき突然、爆発的患者急増が起きる可能性は否定できないとして、
東京都の取り組みと連携し、密(密閉、密集、密接)を避けることや、
今週末は不要不急の外出を控えるようお願いするというものでした。
県知事に言われるまでもなく、
先月の末から休みの日はなるべく外出しないように!
と、絶賛繁忙期の職場からはクギをさされていますし、
個人的には恐怖心も危機感もそれなりに持って生活しているつもりでしたが、
周りの友人はそこまで危機意識がないようで、普通に誘いの連絡が来たりします。
毎度毎度、「今は厳しいから、諸々落ち着いたらまたね。」と返しています。
8割は軽症で、重症化するのは2割程度
という統計結果が危機感を薄れさせてしまうのでしょうかね。。。
咳が出ようが、熱が出ようが、意識があれば、基本は軽症扱いになるなんですよ。
さすがにもうちょっと危機感を持った方がいいよ、皆の衆!!
というわけで、本日は最後までコロナウイルスのお話です。
この先、V6の話題も、ゆずの話題も一切登場しません。
なので、スルーしていただいてまったく問題ありませんので(^_^;)
ちょっと興味ある、聞いてやってもいいよ、という方がいらっしゃいましたら、
この先もう少々お付き合いいただけますと幸いです。
神奈川県知事の会見で語られた、
「医療崩壊や都市機能の停止といった事態は、絶対に回避しなければならないと考えている。」
「医療崩壊が起きていないのは、医療従事者のみなさんが全力で戦ってくれているから。」
これは本当にその通りで、
「しかし、コロナウイルスの陽性患者を受け入れた病院などで、この医療従事者のお子さんの託児所の受け入れ拒否や医薬品納入業者の納品拒否など、いわれのない差別や偏見にさらされています。このような偏見や差別は断じて許されません。」
これもおっしゃる通りで、
「医療崩壊を防ぐためにも医療従事者とその家族を応援する機運を高めていく必要がある。」
良いこと言うじゃんか!!
と、思いながら観ていました。
でも。。。
「そこで、全力でコロナウイルス戦う医療従事者“コロナファイター”の皆さんにエールを送るキャンペーンを展開します。」
「県民の皆さんに医療従事者への感謝のメッセージとともに、“がんばれ!!コロナファイターズ”とエールを送っていただき、ご自身のSNS等で拡散していただきたい。(実際の県職員をPR映像)」
(゚Д゚)ハァ?
えっと。。。
「ロゴ作りました!」
「ロゴステッカー配ります!」
「ダウンロードして使ってください!」
…途中まで良い感じだったのに、なんなんだ( ̄□ ̄;)!!
なんて日だ!!
というのも、ウチの母は、まさしく医療従事者なんです。
そして、私は教育関係者。
ロゴなんか作らなくていいから、きちんとした支援と救済策を考えてほしいわけで、
何より配ってほしいのは、ステッカーじゃなくて、マスクとアルコール消毒液。
特に子ども用のマスク不足は深刻で、すでに職員で手作りしている状況なんですよ。
自分が使うものなら適当でいいんですけど、人が使うものだと思うとそういうわけにもいかなくて必死。
←今月頭からやっているというのに、どれだけやっても手際が良くならない;;
4月からのことを考えて、念のため使い捨ての不織布は使用済みのものを洗って、ジップロックで保管してあります。
←化粧用洗剤で洗って、干してみましたが、意外と大丈夫そうです。
最近ではアルコール消毒液も入ってこなくなってしまったため、こちらも無水エタノールと精製水で手作りしています。
最悪、私たち一般人はこういった手作りの代用品でもなんとかなりますけど、
最前線の医療現場はそういうわけにはいかないんだから、頼むから政府が配ってくさださいよ!!
1日中、暇さえあれば、換気、手洗い、消毒、マスク製作。。。
おかげで手は荒れるわ、乾燥は酷いわ、休みはほとんどないわ、
電車やお店でつい咳をしてしまった時の冷たい視線がガンガン刺さりまくるわ、
気を抜けないストレス過多な生活でいつの間にやらお肌が荒れ放題で、
日に日に悲惨なことになっている今日この頃。。。
そんなわけで、何気ない労わり(いたわり)や労い(ねぎらい)の言葉が心に沁みまくっています。
感染力が強いのに、潜伏期間が長くて、その悪化するスピードが早い、新型コロナウイルス。
重症になると、人工呼吸器の次は、ECMO治療になるそうです。
※ECMO=体外式膜型人工肺
首や足の付け根から血管内に挿入したチューブで血液を体外に出し、肺に変わって装置の中で血液内に酸素を供給し、二酸化炭素を除去してから体内に戻す装置。
私は医療系でもなんでもないですけど、この装置の存在は知っています。
その本気度も理解しているつもりです。
と、言いますのも。。。
若くて、タバコも吸わない、健康そのものだった私の叔父さん(母の弟)が、
ある日、風邪っぽい症状を訴えて病院に行き、
「ご迷惑をおかけしてすみません」なんて看護師さんに話していた数時間後、
この機械を装着され、それから数日後、
重度の肺炎で亡くなりました。
まだ30代でした。
誤解のないように申し上げておきますが、もう遠い昔の話ですし、今回の新型コロナウイルスとはまったく関係はありません。
なので、必要以上に危機感をあおるつもりもありません。
でも、
“風邪っぽい”は馬鹿にしてはいけない
あの時、私はそう学びました。
ちなみに、医療職の母曰く、
ご高齢の方でも、ECMO治療によって回復され、元気に退院していかれる患者さんはいくらでもいるそうです。
つまり、ご高齢でも元気に回復する方もいるし、若くて体力があっても、力が及ばないこともあるということ。
3連休の影響が出てくるのはこれからで、
日本でもいつ感染爆発、医療崩壊が起きてもおかしくないんです。
もしかしたら今も自覚症状がないだけで、感染しているのかもしれませんし、
ある時、突然、重症患者になるかもしれないんです。
大切な人にうつして、最悪の事態を招いてしまうことだってあるんです。
神奈川県知事が防災服を着て会見していたことも正直ないわぁ〜と思いましたし、
コロナファイターズとか、ネーミングセンス0で、
とんでもなくダサイことこの上ないですけど、
危機感を持ってほしいという思いや、
最前線で闘っておられる医療従事者の方々に、
エールと感謝と敬意を示そうとする姿勢には、共感しています。
「不要不急の外出禁止」要請になんの強制力もなければ、
それがどこまでを指すのかもはっきりしませんけど、
事態を収束するために、医療関係者ではない私たちが唯一協力できることといえば、
自分の住んでいる県の感染者数のカウントを増やさないようにすることしかありません。
必要最低限以外は、とにかく家にいましょう。
お仕事が在宅可能なら極力そうしていただいて、
私たちのように在宅不可能なお仕事なら、小まめに手を洗ったり、消毒したり、換気したり、
出来る限りの感染防止に務めて、あとは、とにかく家にいるべし。
コンサートや舞台など、何物にも代わりがきかない現場があるのも事実ですけど、
それらを観られる日はまた必ず来ます。
桜は来年も必ず咲きます。
今、我慢した結果が、1ヵ月後、半年後、1年後の違いに繋がってくるはずです。
今は、せっせと自宅でレコーダーの録画消化をするもよし、
←たまりっぱなし。
ご自宅のリビングアリーナ特等席で、各種円盤鑑賞会をするもよし、
←しまいっぱなし。
ここぞとばかりに、お一人様、あるいはご家族で、心ゆくまでニヤニヤしようじゃないですか。ニヤ(・∀・)ニヤ
繰り返しになりますが、
今は感染しないように、蔓延させないように、
各々かからない努力と、うつさない配慮を続けましょう。
自分を守ることが、大切な人を守ることになります。
辛いのはみんな一緒です。
人に優しく、思いやりを持って、みんなでこの窮地を乗り切りましょうね。
関東はこの週末、雪予報も出ていますが、
このブログを読んでくださった皆さまが、身も心も健康で、笑顔で過ごせる時間が多くありますように。
最後に、お節介ながら、手作りアルコール消毒液の作り方を載せておきます。
よろしければ参考にしてください。
【アルコール消毒液の作り方(500ml)】
無水エタノールと精製水を4:1の割合に混ぜる。(400ml:100ml)
これだけで手作りアルコール消毒液は完成です。
※エタノールとメタノールの間違いに要注意!!後者は人体に有害。
アルコール対応の容器(100均)に入れて、手から滴り落ちるくらいの量を、掌や指や手首など隅々までよーく擦り込むことがポイント。
手作りアルコール消毒液には、保湿成分が入っていないため、こまめにハンドクリームを塗って、いつも以上に保湿を心がけるようにしてくださいませ。
次亜塩素酸ナトリウムで作る消毒液( 花王「ハイター」)の場合は、
500mlのペットボトルにキャップで約2杯強(12.5ml)のハイターを加えて、水を入れ混ぜる。
※ハイターで作った消毒液は、手指消毒には使用できません!!
こちらは、テーブルやドアノブなど、“モノ”の消毒用です。
コロナウイルスが終息し、1日も早く穏やかな日常が戻りますように。
ではまた。