楷書の書風
さて。。。今回は楷書について、簡単にご紹介しようと思います。楷書の特徴をめちゃくちゃ簡単にいうと、一画ずつ丁寧に書く…ということでしょうか。ちょっと語弊はありますが…。楷書といっても、その時代によって書風(書き方や字の雰囲気のようなもの)が変化していきます。初めのころは、荒々しい文字なのですが、時代を追うごとに洗練されていき、美しさが加わってくるんです。線の太さの違いで強弱を付けて躍動感が表現されていたり力強い中にも美しさが感じられたり…と。この書風の違いで、初期のころの楷書なのか、隆盛を極めたころの楷書なのか、、、というのもおおよそ判断できるんですよ。ちなみに、楷書が完成した、、といわれるのは初唐の時代。日本では、遣隋使や遣唐使を中国に派遣して中国文化を積極的に取り入れだしたころ…聖徳太子が活躍した少し後のころ、いわゆる飛鳥時代と呼ばれる時代です。この後、日本はたくさんの中国文化を吸収していくわけですが…書の名手が出てくるのは、弘法大師・空海をはじめとするいわゆる三筆と称される人たちが登場する平安時代初期まで待たねばなりません。写真は、成立当初の楷書の資料とそれにまつわる私のメモです。お勉強にはやはりアナログが一番ですね^^