This is a pen.
これはペンです。
この英文の解説は非常に難しい。
「This is a pen.」と相手に伝えると、相手はこう返答するだろう。
「どんなペンなの?」
私はただこれはペンですと、指し示しただけであるのに「どんなペンなの?」と返答されると困る。
私は相手からのリアクションを「へー」とか「そうだね。ペンだね。」と来ることを期待していたからである。
日本語で考えると、会話が成り立っていないように思える。
もう一度日本語だけで考えてみる
「これはペンです」
「どんなペンなの?」
「(見てわかんるでしょ)ペンだよ!!!!!」(と返したくなる)
すくなくとも、私の中では、どんなペンであるかを聞く返答がなされるとは想定していない。
ゴチャゴチャしてしまったが、日本語で考えるから変になる。
とりあえず、文法的になぜこのように「どんなペンなの?」と返答されてしまうのかを考える。
この文の大切な単語は a である。
たった1文字で冠詞出るこのaがなぜ大切であるかを知る必要がある。
結論を書くとここでの冠詞aのイメージは「いくつかあるうちの1つ」であることを意味している。
なので、This is a pen.といってしまうと
「これは(いくつかあるうちの1つの)ペンです。」となる。
こうやって考えると、次の返答として
「どんなペンなの?」
と来るのは自然の流れである。
なので、例えば以下の例文の訳を考えてみると面白い。
I like a dog.
私は(いくつかあるうちの1つの)犬が好きです。 となる。
なので、私の発言を聞いた人は
どんな犬が好きなの?と聞いて来ることが予想される。→<犬種>を聞かれることが想定される。
だから私は トイプードルが好きです。と犬種を答えるのが妥当だと言えそうである。
今日の内容は細かなことである。
そして私も使いこなせるかというと、まだまだ自身がない。
ただ、英文を読んだりするときは、今回紹介したようなニュアンスを持って「反応」することができる。
まだまだ修行が足りないと感じる内容でした。
今回は「例解 和文英訳教本 (文法矯正編)」の内容を参考にしました。
この本は目からウロコが落ち、あーそうなんだ!と気付かされる内容が盛りだくさんです。
大学受験用ですが、読み物としてもとてもためになる本です。
読む機会がございましたら、是非一読していただき、購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
買って損はありません!と個人的な意見を書きました!!!(笑)