なみは、村での楽しい出来事や、
旅人のお話によって旅に出る決意をした事。
旅に出てからの嫌な出来事を心を込めて歌いました。
なみは、村一番の美しい歌声でしたが、
旅をしたことにより、
色々な楽しい出来事や、
辛い出来事・・・。
等により、美しく、
感情の重みが加わり、
より素晴らしい歌声になっていました。
歌を唄い終えて、なみは、
「どうでしたか?」
と聞きました。
自分では、満足ゆく歌が唄えたと思いましたが、
満足してくれたかが、不安でした。
見ると泣いていました・・・。
「凄く良かった・・・。」
「もし良ければ、このお店で歌ってくれないかい?」
「もし、行くところがなければ、狭いけど部屋もあるし・・・。」
「まかないで良かったら、食べ物も用意するよ。」
「このお店に通ってくれる常連さんにも、是非に聞かせてあげたいぐらいに上手かったから・・・。」