「嫌な事でも向かい合って見なさい。」
「そこから何かが必ず見えてくるから・・・。」
と言う言葉を守って来ましたが、
「お母さん、分からないよ・・・。」
「嫌な事に向かい合うってどう言う意味なの?」
『なみ』は、何とか耐えていましたが、
とうとう限界のようです・・・。
「もう無理だよ・・・。」
「うさぎの村に帰りたいよ。」
「村を出なければ良かった・・・。」
「嫌な事がいっぱいの世界なんて・・・。」
「お父さん、ごめんね・・・。」
「今になって、反対した理由が分かったよ・・・。」
『なみ』は人気の無い道端で倒れてしまいました・・・。