とうとう12月。今年も最後の日になってしまいました。
2021年もあと1ヶ月になってしまいましたね。来年の干支の手ぬぐいを作らないといけないのですが、落ち着いて絵を描く時間が取れないのでまだできていない状況です。気持ちは焦るばかり…
今週は手違いで手ぬぐいを刷らないといけないので、来週は制作をお休みして干支手ぬぐいに専念します。
頑張るぞー!
【先週制作した手ぬぐい】
●犬立涌
出来上がった数が少なすぎて2週続けて作りました。
犬を向かい合わせにし和柄や古典柄の立涌に見えるように並べています。
そして困った人がいたときにそっと手を差し伸べられる人が増えるようにと願いを込めて1匹だけ手を出している犬がいます。
●吉祥寺
吉祥寺の街は碁盤の目になっていて遊びに来た人が迷子になっていることも多いので、角字(文字紋の一種で、正方形の中に曲線を用いず直線だけで文字を構成する書体)の「吉祥寺」という漢字を使って迷路のようなデザインにしました。
この手ぬぐいは、ともぞう本舗のコンセプト「昔から使われてきた意味のある文様を伝えていきたいというコンセプトから外れるため、吉祥寺の店舗での販売と武蔵野市のふるさと応援寄附の返礼品でしか買うことができません。
【今週の制作予定】
●蜀江
●三桝と六弥太格子
【版の作り方】ーデザインの話ー
手ぬぐいのデザインを描く時は、なんとなく下絵を描いてからパソコンに読み込んで修正しながら描く時と、いきなりパソコンで書き始める時がありますが、最終的にはパソコンで仕上げて白黒の原稿にして出力します。
「千鳥」の手ぬぐいを描いている時。1つだけ違うシリーズの時は全部同じ柄で書いたあと、最終的に1ヶ所違うモチーフと入れ替えます。
途中でデザインに悩んだ時は、一度原寸大でプリントアウトして全体像を見るときもあります。
一発OKでいくことはまずなく、この「ハーモニカ横丁」の手ぬぐいの場合は提灯の部分で試行錯誤して、写真にもあるように3パターン考えてむ〜広報部長や営業部長と相談をして決めることもあります。
まだこの写真の原案の時点では切り取り線はありません。
一人で制作しているからといって頭の中のデザインを描いて完成というタイプではないので、1つのモチーフの大きさや角度などいろいろ試してから手ぬぐいの柄にしていくため、腰を据えてじっくり向かい合う結構時間のかかる作業なのです。
通常の「刷る・蒸す・洗う」という作業の時に余計なことを考えていると失敗してしまうので、デザインを考える作業は別の頭にならないといけないため新作手ぬぐいがなかなかできないのです。
いつも新作を楽しみにしていただいてるのに申し訳ありません。
そしてこれが完成した「ハーモニカ横丁」手ぬぐい。ハーモニカ横丁は昼と夜のイメージが全然違うので半分ずつデザインを分け、半分はハーモニカ横丁にいつもある提灯とハモニカ朝市で出す提灯を組み合わせ、もう半分はハーモニカ横丁の地図をハーモニカのイメージで向かい合わせに組み合わせました。
こちらも「吉祥寺」手ぬぐい同様、ともぞう本舗のコンセプト「昔から使われてきた意味のある文様を伝えていきたいというコンセプトから外れるため、吉祥寺の店舗での販売と武蔵野市のふるさと応援寄附の返礼品でしか買うことができません。
【今週の出店予定】
12/4(土)13:00〜17:00
12/5(日)13:00〜17:00
吉祥寺中道通りハウス秋山駐輪場
※雨でも風がなければ出店します。雨の日は自転車置き場の奥に引っ込んでますが怖がらずに見に来てください。
【ネットショップ】
いつでもオープンしていますので是非ご利用ください。
▶︎▶︎▶︎ 手染め手ぬぐい屋ともぞう本舗(通販部)はこちら
【限定販売】
東京の谷中にある「下町てぬぐい処 賞(めでる)」さんにて、期間限定でともぞう本舗の手ぬぐいを販売していただいています。谷根千散策も含めて是非!
下町てぬぐい処 賞(めでる)周年記念イベント
住所:東京都台東区谷中1-3-3
TEL:03-5834-2830
期間:11/24(水)〜12/26(日)
今週もギリギリ書けたかな。前回の反省も含め、今回は何曜日に発行とは言ってないのです。
月曜日発行とか決めてしまうと用事が入った時は寝ないで書かないといけなくなるので、無理するのはやめてユルくやろうと決めました。それでも夜遅くなっちゃうんですけどね。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
また来週も読んでいただけますように。
ともぞう