寒い山登りでしたが、初めての親父山にはもう一つの驚きがありました

 

親父山山頂です(左側の山は障子岳、右は古祖母山

 

この山頂に大きな鉄骨が残されていました

 

よーく見てみると

 

解説がありました

よく読んでみます

 

この部品は、1945年8月30日の朝

この近くに墜落した米軍のB-29の前

輪を支えるストラットで機体番号…

帰国直前のラストフライトで異国の山に

散った12名の若い搭乗員一滴の涙と

合掌を賜らんことを…

 

B-29の画像です(お借りしました)

 

33トンの大きな鉄の塊りです

 

B-29を知らない私には東京大空襲や原爆投下などの

暗い印象がありましたが、終戦後15日後の平和な

時代になってからの墜落はかわいそうな出来事ですね

 

↓障子岳(1703m)の全容です

 

歩夢くんから鞍部に解説表示板があると聞きましたので

急こう配を降りて行きました

 

斜面に設置されています

 

以前は日米の国旗がたなびいていたそうです

 

雨と濃霧で見えない飛行中に機体が障子岳の斜面に接触し

鞍部付近に激突しこなごなになったみたいですね

有視界飛行の時代ですから悪天候と高度が原因でしょうね

 

エンジンのプロペラローターも残っています

 

 

高千穂町の歴史民俗資料館に保存されているそうですので

次回、高千穂町訪問の際には訪ねてみたいものですね

 

若い青年も戦争で日本に来ていなかったら

墜落死もなかったでしょうね

母国のご遺族も戦後に亡くなった息子を

喪失感がいっぱいだった事でしょうね

 

今回の山登りでは寒いだけでなく貴重なものを見る機会になりました