最近
「声に出して言う」
という訓練をしている。


私は自分の感情に関わることとか
自分の考えを話そうとすると
ものすごく重い蓋が
胸のあたりにのっかって

思うように話せない。

めっちゃ口がおもくなって
言葉が出てこなくなる。


ひとりだと、ひとりごとは割というのだけど
でも、それも声にならない声でひっそりと。


音にするのが、とても怖い。


そんなわけで、
「〇〇のバカヤロー」
とか、誰もいないへやでも
言ったことがない。


めちゃくちゃ怖い。

口に出すのが。

もっと簡単そうな
「今日も1日楽しく過ごします」
みたいな宣言?とかも

恥ずかしくて恥ずかしくて
声に出せない。


だけど最近時折言うようにしている。


運良く、旦那氏も出張で、娘も不在。
誰もいない家、という条件が整う時があって

むかついた時
イラッとした時
悔しい時

思いきって
「〇〇なんか大キライ!」
って言ってみた。

最初はほんとに小さい声で。
怖いし、恥ずかしいから
超棒読み。

何回も、何回も、言ってたら
少しずつ大きな声になってきて

ほかにもいろいろ、バリエーションができてきた。

そんでもって、
おなかの中にため込んだ
「バカヤロー」とか「お前キライ」な気持ちを
口に出して
音にしていたら

その相手のことを
なんとも思わなくなった。


ていうか、愛さえ感じ始めた。


これが陰きわまって陽となす、なのか。
いや、ちょっとちがうな。

たくさん音にして「大キライ」言ってたら

なんか「キライ」って
別にそんなに問題じゃない感じがしてきた。

「そうそう、私キライなのよデレデレ
って、笑いがでてくる感じ?

そう。笑っちゃうのだ。


そうやって吐き出したあとにでてきたのは
「感謝」だった。

「こうやって、私に教えてくれてありがとう」
「イヤな役やってくれて、ありがとう」
「でも、私あなたのこと、苦手だわー(笑)」



ということで
最近の私は
一人で暴言をたまに吐いている。



{C8145646-84A1-4D41-BFAF-0A6F22948732}