前回のプリキュア記事![]()
名探偵プリキュア第1話、
我が家では3回見ました![]()
見直すと1回目では気にならなかったことが見える…
そんな物語だと思います!
名探偵プリキュアを見ていて、
最初は「探偵×プリキュア」という分かりやすい構造だと思っていました。
実際、作品には大きく2つの要素があると思います。
名探偵プリキュアは2つの「謎」を同時に走らせている
① 毎話完結の謎解き・問題解決
各話ごとに事件が起き、
原因を探り、推理し、解決する。
子どもでも楽しめる、王道の探偵要素です。
② シリーズ全体を通して残される「キャラクターの謎」
一方で、話数を重ねるほど気になってくるのが、
キャラクターそのものに関わる謎です。
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なぜ、あんなはタイムスリップしたのか
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なぜ、みくるとあんなの母は似ているのか
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なぜ、アルカナシャドウは敵側にいるのか
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なぜ、エクレールは変身前の姿が明かされないのか
これらは、
その回だけ見ても解決しない謎ばかり。
私は、
この「キャラクターの謎」の中心にあるのが「時間」なのではないか
と感じています。
一見すると「タイムスリップ」
第1話だけを見ると、構造はとても分かりやすい。
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あんなは2027年から1999年へ移動した
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記憶も人格もそのまま
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身体ごと過去に来たように見える
この時点では、
「これはタイムスリップものだな」と思います。
でも、見返すほどに、
それだけなのか?と思うようになりました。
3つの時間移動の違い
タイムスリップ
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時空間のひずみなどに「滑り落ちる」ように、意図せず過去や未来へ移動する
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偶発的、事故的。体ごと移動することが多い。
👉「違う時代に行く話」
タイムリープ
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時間を「飛び越える」こと。自身の能力や意思で特定の時間へ移動する。
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失敗をやり直せる
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努力と選択によって未来を修正できる前提
👉「やり直しの話」
転生
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別の立場・別の役割として生き直す
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努力よりも、開始時点の条件や配置が重要
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同じ魂が別の形で存在することもある
👉「配置され直す話」
名探偵プリキュアって、どれなんでしょうね??
アルカナに感じる“ほむら感”
とくに気になったのが、アルカナ・シャドウの存在です。
エンディングの前半で、切なそうな目で二人と距離を置いてませんか?
理解されない立場にいながら、あえて敵を演じているように見えるところ。
魔法少女まどか☆マギカの暁美ほむらを思い出してしまいます。
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未来を変えるために
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何度もやり直してきたような立ち位置
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正義でも悪でも割り切れない存在
ここで、「タイムリープ」的な構造が頭をよぎりました。
一話冒頭のリボンの女の子
第1話の最初に登場する、
リボンをなくした女の子。
あのリボン、
みくるちゃんと同じものに見えませんか?
名前も説明もないまま、
一話の冒頭に意味深に置かれている存在。
プリキュアで、
意味のないカットがあそこに入るとは思えず、
どうしても引っかかっています。
ちなみに、
いまのところ、私はみくる(ミスティック)推しです!
ただのタイムスリップではない可能性
ここまで見てきて、
名探偵プリキュアには
タイムスリップでも、
タイムリープでも説明しきれない何かがある
そんな予感がしています。
私は、いわゆる転生ものを
ほとんど読んだことがありません。
なので、この言い方が用語として
正しいのかは分かりませんが、
同じ魂や役割が、
時間を越えて、
別の形で配置されている。
そんな感じがしています。
食玩のプリキュアメイトは2/9発売!
今回、シール貼りしなくて良さそうかも!
三宅香帆さんの考察が面白い
プリキュアとは全然関係ない話ですが、
三宅香帆さんの最新刊
『考察する若者たち』という本があります。
平成と令和のあいだで起きた
若者文化・価値観の変容が分析されています。
(この本、ほんとにめちゃくちゃ面白い)
その中で印象的だったのが、
物語ジャンルの流行についての指摘です。
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平成に流行したのは「タイムリープ」
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令和に流行しているのは「転生」
という対比。
やり直しが前提の物語から、
別の立場・別の役割として生き直す物語へ。
本書で、
「タイムリープ」は努力は報われるという前提に立つが、
「転生」では、開始時点で与えられた立場やスペックが有利かどうかを
重視するのだと指摘しています。(親ガチャ的な発想)
この話は、めちゃめちゃ腑に落ちるというか、
面白い考察だなと思いました。
プリキュアとは関係ないですが、
「タイムリープ」「転生」を考える中で、
思い出したので、ここでご紹介しました。
まだ1話しか放送されてないので、
本当に勝手な想像(妄想)なんですが、
これからどんな物語になるのか楽しみで仕方ありません!
ちなみに三宅香帆さんによると、
令和は「考察の時代」なのだそうです。
平成は「批評」、
令和は「考察」。
1話でここまで考察させてくるアニメ、
間違いなくヒットしますよね。
