こんばんは。活学算命学鑑定士の野中智世です
オダギリジョー目当てで、朝ドラを見てるんですが、もう残すところあと一か月もないということで、怒涛の伏線回収展開になっています。
その中で、思わずホロリ…ときそうになったシーンがありまして。
見ていない方のために、ちょこっと説明すると。
オダギリ演じるジョーこと大月錠一郎は、戦災孤児で、両親の顔も名前も知らず、ジャズ喫茶のマスターに助けられたことで、自分の名前と戸籍を手に入れます。いつしかトランペットに魅せられ、成人してからは、関西一のジャズトランペッターを決めるコンテストで優勝し、東京の芸能事務所に所属することにもなって、やがてはアメリカでトランペットを吹いてみたいと夢見るなど、順風満帆な人生を送っていました。
が
ある日突然原因不明の病気にかかり、日常生活を送るのは何の問題もないのに、トランペットだけが吹けなくなってしまいます
(実際あるらしいですね…こういう病気)
演奏できないなら話にならないということで、芸能事務所からもお払い箱になってしまい、錠一郎は失意の中、大阪へ戻ります
トランペット=アイデンティティーだった錠一郎は、他に希望を見い出せず、自ら命を断とうとしてしまいます
そこを、深津絵里ちゃん演じるヒロインるいに救われ、もう一度人生を生き直そうと、錠一郎は、るいと結婚。京都で新生活を始めます。るいは、錠一郎が、いつかまたトランペットを吹けるようになる筈と信じて、回転焼き(大判焼き)のお店をしながら、夫を支えます。
二人の間には、女の子と男の子が生まれ、平凡でも幸せな日々を送るようになるのですが、何十年経っても、何度トライしても、錠一郎が再びトランペットを吹ける日は来ませんでした
錠一郎が叶えたいと思っていたトランペッターとしての夢は、若き日に腕を競い合った、親友兼ライバルがすべて叶えていました。
錠一郎は、彼がアルバムを出すたびに買っているのですが、一度も聴くことはできませんでした…わかるよね…このあたり
子供達は、普段はボーッとしている父親(でも二人ともお父さん大好きっ子に育っています)が、プロのトランペッターだった過去があるとは知らないのですが、ひょんなことからそれを知ることになります。
子供達の前で、錠一郎はトランペットを手に取りますが、やはり吹くことはできません。彼は子供達に言います。
「それでも人生は続いていくんや」
夢が叶わなくても、思っていたこととは別の幸せを手に入れることができてもできなくても、諦めても諦めなくても、心にどんな闇を抱えていても、降りない限り、人生は続いてゆく。
いや~このシーン、ホント泣けましたわ…
特にある程度の年齢の方なら、このほろ苦さ、響くものがあるんじゃないかなぁと思います。
このドラマでは、「日なたの道」という言葉がキーワードのようによく出て来るんですが、錠一郎は、自分の夢見ていた形ではなくても、また別の「日なたの道」を歩いているんだと思います。
「日なたの道」は、決して一つじゃない。
占い師としては、お客様それぞれの「日なたの道」を見つけるお手伝いができれば嬉しいよな…そんなことを思いながら、朝ドラを見続けています。このままいけば、完走するだろうと思いますが、錠一郎やるいや子供達がどこへ着地することになるのか、楽しみですね。
お読み頂き、ありがとうございます