2日目、バスで青森フェリーターミナルに行き、船で下北半島の
大間を目指します。
これで津軽海峡を渡るの?ってくらい、小さなフェリーです
往復で3900円だから、安いですよね。
ゆるりと出港して、函館山を見ながらウミネコが付いてきます。
なんか、ウミネコがめっちゃ接近していて・・・・・
ちょっと近い・・・・・
これには理由があって、年配のご夫婦がお菓子をあげていました。
なんか人慣れしてるのか、カメラ目線のウミネコも
いましたね。
こうして遊んでいるうちに、船は大間港に着きます。
今回、下北半島に来た理由は、6月のブログにも書いた、
青森ヒバを知りたくて、製材所に泊まらせてもらいながら
青森ヒバを知ろうという狙いです。
青森港では、村口さんという社長さんが車で迎えに来て
頂いていて、初対面にもかかわらず、親戚のおじさんみたいな
気楽さで、製材所に行く前に大間崎に連れて行ってくれました。
大間は、マグロで有名な所ですが、実際テレビでは華やかに
映っているけど、実際は釣れない漁師さんのほうが多く、釣れないと
生活も大変なんだとか。
本州でも最北端のこの地は、じつにのんびりしているというか
いい感じです。
大間から車で隣の、風間浦村というところに今回、お世話に
なる製材所があります。
建物に近づくと、ヒバのいい香りがします。
そして、泊まるところは青森ヒバの木で建てられた、
宿泊用の一軒家に泊まります。
もう建てて5年目だそうですが、家の中はヒバのいい香りで
ムンムンで、じつに癒されます
無垢材を使っているので、仕上げ材が少し反っていたりは
しますが、本物の木の良さを実感できる素晴らしい家です。
着いたら、昼だったのですが、午後から車でヒバ林を見せてあげると
いうことで、車で連れて行ってくれました。
道中、林業の現実を教えてくださり、森は手入れをしていかないと
よい木が育たないというのを目で見えるところに連れて行ってくれました。
写真で見ると、地面の明るさが違う2枚の写真をどうぞ。
まずは、間伐をちゃんとしている、手入れをしている森。
そして、これは間伐をしていない森。
地面の明るさが全然違います。
間伐をすることで、よい木が育ち太陽の光もしっかり森に
入るようになります。
青森ヒバは、切るまでに200年かかるそうです。
だから、自分の世代で植えた物は使えないわけで、
ご先祖様の世代で植えた物を使っているという、じつに
スケールの大きい世界なんですね~。
林業の現実は、輸入木材が安く入り、国産の木材が高く売れなく
なり、山の手入れをする後継者がおらず、役所は現場を知らない
お役人が政策を決めて山は良くならない・・・・・。
これが現実だそうです。
再び、製材所に戻り、今度はヒバの製材の過程を見せて頂きました