「経済ってそういうことだったのか会議」

これ、年始からコツコツと読んでいた本のタイトルです。
佐藤雅彦さんと当時慶応大学の教授だった竹中平蔵さんの本です。
経済って2 日経ビジネス人文庫 ¥600
 
佐藤雅彦さんは「だんご3兄弟」「ピタゴラスイッチ」「日本のスイッチ」
ほか多数の製作にかかわっていらっしゃる現在慶応大学藤沢学舎の教授で、
以前は電通でCMプランナーの仕事をされていたそうです。
「ポリンキー」「バザールでござーる」などのCM、今でも覚えています。
 
私はこの佐藤さんの本が好きで読むんですが、

これは少し毛色が違う対談形式。
「経済」について佐藤さんと竹中さんが対談したものをまとめた本なんですが、
わかりやすい♪そして面白いんですo(>ω< )o
この本で私、経済に目覚めてしまいました

(大学時代は社会学をやっていたんです)
 
この本、経済につきものの表やグラフが一切でてこないんですw(゜ロ゜)w
そのかわりにあるのは「竹中語録」と佐藤さんの1コママンガ♪(^ω^ )
もっと難しくてカタい学問だと思っていたんですけど、この本といったら!
 
投資ブームで書店では「私でも始められる株」本ばかり並んでますけど、
こういう本がもっと売れ続ければいいのに(´・ω・`)
 
この本の冒頭にこんなくだりがあります
「エコノミクス」というのはギリシャ語の「オイコノミクス」から来ていて、
「オイコノミクス」というのは「共同体のあり方」という意味なんです。
みんなでどうやって生きたらみんなで幸せになることができるのか?
それを発端とする学問が経済学の始まりだったというのです。
株も税も、世の中全体がうまくいくために祖先が考え出したものなんです。
 
この本は経済が私たちの生活にどうかかわっているのかを教えてくれます。
取り扱うテーマも「貨幣と信用」「税の話」など本質的なものばかり。
読み終わると「経済ってそういうコトだったのか」と納得できると思います。

経済って  
この本を読んだ後「幸せに暮らすというのはどういうことか?」を考えました。
これは経済についての本のはずなのに・・・です。
いろんな意味でこれから何度も読み返す本になりそうです。

 

以前の本ブログ

#051:実録鬼嫁日記

#052:生協の白石さん

#086:1リットルの涙