ここまでは今回のコースの距離的には中間点と言われる奥駈道出合(行者還トンネル西口分岐)を目指していく意識でしたが、ここからは方向を西に変え、弥山を目指す意識に変わりました。
ここまでコース上で誰とも会ってませんでしたが、ここからはハイカーの方とすれ違うようになりました。行者還トンネル西口から弥山や八経ヶ岳をピストンされているのでしょうか?さて、ここからは営業していれば水が手に入る弥山小屋が開いているかということが気になりました。
奥駈道出合(行者還トンネル西口分岐)からは宿跡が続きます。まずはほどなく石休ノ宿跡を通過します。

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そして、すぐに弁天の森を通過します。尾根上にあるのでピークという感じはしません。

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続いて理源大師像のある聖宝ノ宿跡に到着。手を合わせます。ここから本格的な弥山への長い登りが始まります。

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この登りで会ったハイカーの方に弥山小屋の事を聞くと「閉まっている。」との事。平日なので想定内だったが、遭難しかけて想定外に動いているので、ちょっと足りないかなと思いましたが、まだ、700mlほど水は残っていました。これで川合に下ってすぐのキャンプ場の自販機まで行かなければならなくなりました。
長い登りだが時折みられる植生の美しさや抜けて見える景色に背中を押されながら進みます。この登りはメインルートなので人の手が加わったトレイル区間が多く見られました。

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長い登りを詰めるとようやく弥山小屋が見えました。ここでは3,4名ほどのハイカーの方が休憩されていました。ここには20代の若いハイカーが一人で居たので、「今日は休みだね。」「そうですね。」などと話したりした。みなさん火器を持っておられた。

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私は前方にある天河奥宮の鳥居を撮ると、近畿最高峰八経ヶ岳に向けて、まずはコルまでの下りに入りました。

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この辺り、縞枯れした木々が目立ちます。

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ほどなく、オオヤマレンゲを食害から守るための柵が出てくるので開けて入ります。

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コルから登り返すと近畿最高峰の八経ヶ岳です。360度の大パノラマです。

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八経ヶ岳からは弥山辻まで大峯奥駈道を下り、弥山辻からは奥駈道を外れて川合までの標高差1,300mの下りが始まります。

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弥山辻です。とうとう奥駈道とお別れです。登っていくと南奥駈道です。

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レースは下って栃尾辻~川合へ下っていきます。

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レンゲ道と言われるトレイルを下り、日裏山を経ると、弥山からの平成新道との合流点である高崎横手出合です。ここまでは赤テープが頼りですが、踏み跡はしっかりしています。
この辺りから、道迷いしている間に抜かれた方を抜き返すことが多くなりました。結果的に6、7人抜き返したと思います。一声二声話をしながら先に進みます。
川合・坪内方面へ進みますが、栃尾辻で最終的に川合を目指すことになります。

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ここからはこの黄色の標識と上記の白の標識を頼りに進むことになりましたが、踏み跡はしっかりしていました。

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ちょっとした登りはありますが、下り基調の高崎横手・ナメリ坂・フトンド横手・オオビヌキ坂を経ると栃尾辻にある荒廃した避難小屋に出ます。

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ここは避難小屋の右を川合方面へ進みます。

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しばらく進むと左に坪の内林道が見えてきますが、ここは林道には出ずにトレイルを一旦登ります。

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登って下りに差し掛かると遭難碑があり、手を合わせます。

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するとすぐに再び坪の内林道です。ここは一旦林道に出ます。カーブを左に曲がるとすぐにトレイルに入り直します。

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この後鉄塔を抜けて、みたらい渓流の川の音が聞こえてきて、さらに下り続けると写真の歌碑があり、すぐに川合の登山口に降ります。

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レースのコースはここから吊り橋の手前を右折して車道を進みます。そうするとキャンプ場があり、ここでようやく自販機でのどを潤しました。下り切る手前の歌碑で飲み干してしました。
車道を進むと「みたらい遊歩道入口」の門があるので入ります。車道は灼熱でしたが、渓流沿いの遊歩道に入ると右の斜面から水が流れている箇所が数カ所あるので、先ほどのキャンプ場で飲んだ後のペットボトルに水を汲んで体や足を冷やしつつ走ることが出来て、かなり疲労感が軽減されました。もちろんゴールが近づいてきているという感情も相まっています。
しかし、このみたらい遊歩道は落石が怖いし、吊り橋は揺れるし、真下には何もない金網の道も多く、ある意味奥駈道よりも他力本願な道です。

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渓流は本当に美しいのですが。

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この吊り橋は揺れました。

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滝はきれいなんですが。

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一旦、R309の車道に出て休憩所を過ぎて急な階段を登ると再びみたらい遊歩道に入り直しますが、また、吊り橋があります。吊り橋っぽくないですが、揺れます。

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川合から洞川温泉まで200mほど登り返すので、みたらい遊歩道は登り基調です。渓流はきれいだしゴールは近いので最後のひと踏ん張りですが、真下がない金網の橋は走ってはいけないでしょう。経年劣化に拍車を掛けます。

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観音峯登山口で一旦車道に出ます。1キロほどそのまま車道を進むと、右に再びみたらい遊歩道入口の門があるので入り直します。

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それ以降は比較的平坦なトレイルが続きます。ほどなくすると洞川温泉センターです。

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ここまで来るとあとは温泉街を抜けて、ゴールの洞川エコミュージアムセンターまで1キロです。


ゴールは感無量でした。主催者の前田さんとは遭難しかけた話をしました。すでにゴールした方々は「前にいたはずの白い人(私のウェアは上下白基調でキャップも白基調)が途中で消えた。」と口々にみんな言っていたそうです。

タイム的には11時間超えてましたが、無事に戻って来れて本当に良かったです。

この後は隣りを流れる山上川で体を拭いて着替えてバス停に急ぎました。17時台にもバスはありましたが、新幹線が最終になります。15時台のバスに乗りたかったのです。

夏の長い旅が終わりました。