リアル事を詳しく書くことは
躊躇いもあるのですが
自分の考えを整理するためにも
今の自分のことを
書いておこうと思います
スルーで
私の勤務している病院は
病床数200ほどの個人病院です
臨床検査技師としての
通常の業務の他に
医師、看護師、薬剤師などの
病院職員と一緒に
感染制御チーム
(Infection Control Team）
＝ICTとして、病院全体の
感染対策の仕事もしています
ICTとは
院内で起こるさまざまな感染症から
患者・家族、職員の安全を守るために
活動を行う組織で
1000床クラスの大病院だけでなく
私の勤務先のような
中小の病院でも必要とされています
病気の治療のために
入院している患者さんが
その病院の中で
他の患者さんや職員から感染して
別の病気に罹って
より危険な状態になることを
防がなくてはいけません
先月の日本環境感染学会にも
病院で感染制御チーム(ICT)として
活動している多くの医療関係者が
参加していました
その学会で急遽開催された
新型コロナウイルスのセミナーには
会場に入りきれない
たくさんの人達が集まっていて
私もその人達と一緒に
会場の外に設置されたモニターの前で
最前線で治療にあたっている先生方の話を聞いてきました
昨年末に始まった
インフルエンザの流行が
少し落ち着いたかなと思った頃に
隣国で感染が拡大していった
新型コロナウイルス
隣国の感染拡大時に
入国禁止措置をしなかった
その時点で
すでに入り込んでいるかもしれない
市中感染が起こるかもしれない
新型コロナウイルスを
病院内に持ち込まれないようにするためにはどうしたらいいのか
市中感染が起きた時の
病院の感染対策を
ICTのスタッフ達と話し合いながら
準備をして来ました
そして国内でも
感染者が増え続けている今
その準備した対策が
適切だったのかを
毎日試されていると感じています
ワクチンがない
治療薬がない
潜伏期間が長い
感染拡大の勢いが止まらない
未知の新型のウィルス
感染対策を担当してから
10年ほど経ちますが
今回ほど
対策が難しいと感じたことは
ありません
私の勤務している病院の
入院患者さんのほとんどが
基礎疾患を持つ高齢者の患者さんです
透析施設もあります
高齢の入院患者さん達は
食べ物が誤って気管に入っただけで
肺炎を起こして
命を落としかねない方々です
そんな病棟に
新型コロナウイルスが
入り込んだら…
私には最悪の状況しか
思い浮かびません
私の勤務している病院は
感染症指定病院ではないので
今の段階では
新型コロナウイルスの確定患者を
受け入れることはありませんが
市中感染が起こっている以上
新型コロナウイルスが
何時病院内に入って来ても
おかしくない
軽症や無症状の人が
病棟へ持ち込むかもしれない
それを防ぐには
どうしたらいいのか
学会の見解が出ても
設備も人員も揃わない
末端の現場では
その通りいかないことばかりです
政府の方針も
大筋を示すだけで
対応は現場任せでしかありません
自分の病院では
何が出来るのか
どうすれば良いのか
日々変化していく状況に
どう対応していくか
毎日のように話し合い
確認し合いながら
感染対策をしています
そして
ICTメンバーとして
周囲から意見を求められる度に
正しい情報を伝えているか
自分の考えに間違いはないか
見落としていることはないか
役割を果たせているか
自問する日々です
病院の感染対策とは別に
日本全体で新型コロナウイルスを抑え込むための対策が次々と打ち出されています
休校やイベントの中止など
世の中に与える影響が
大きくなればなるほど
そこまで？
と言う疑問がわいてくることも
あると思います
病院の職員ですら
感染対策に対する意識に
温度差があるのですから
住んでいる地域や年齢、職業によって
様々な意見があると思います
新型コロナウイルスって
インフルエンザと同じなんでしょ？
致死率もそれほど高くないんでしょ？
過剰反応しすぎじゃない？と…
確かに
厚労省や学会からの報告でも
感染者に対する致死率は2〜3%と
数字的には
それほど高くありません
でも
2〜3%の方は
亡くなっているのです
その人達は
感染さえしなければ
生きていたはずなのです
家族にとってみれば
感染したから仕方がないと
簡単に諦められることではありません
患者・家族、職員を守るため
ICTとして取り組んできた
今までの感染対策が
正しいことだったと証明するためにも
新型コロナウイルスだけでなく
インフルエンザなどの
感染の可能性のある病原体を
病院内に持ち込まれないようにする
病院を守るための
＂水際の対策＂を
これからも続けていくだけです
我が家でも
毎日トレーニングしてきた相方の
今シーズンの最終目標だった
マラソン大会が中止になり
娘達の卒業式も
中止、縮小となりました
次女は小学校の卒業式も
震災の影響で縮小になったので
「呪われてるw」とLINEしてきました
楽しみにしていたライブが
中止になったひと
準備して来たイベントを
中止せざるを得なかったひと
目標として来た試合がなくなったひと
結婚式を延期したひと
マスクを求める客に謝り続けるひと
お店が休業状態に追い込まれたひと
留守番するしかない子供達
子供のことを心配しながら
仕事に行く親達
子供達の感染により神経を使っている
学童や幼稚園、保育園の先生達
みんないつも通りに行かなくて
みんな我慢して
みんな不安…ですよね
人と人の繋がりを
断つことでしか感染を防げない
人の繋がりで成り立つ社会を
壊さなければならない
Infection Control (感染制御)
その真の目的は
ひとの命を守ること
と、思います
そして
切れてしまった繋がりを
また結ぶのも
相手を想う気持ち
そう信じています
毎日の報道を見ていると
この辛い状況が
いつまで続くのかと
気が滅入るばかりですね
先行きが見えないほどの
大きな壁
その壁を討ち破る
治療に有効な薬が見つかって
感染が終息するまで
自分の不安に負けないように
辛くても
頑張っている人達を思い
私もまた
頑張ろうと思います
アメブロさんから
新型コロナウイルスについて
ブログを書くときは
公的機関からの情報を添付する様にと
お願いされていますので
私が情報をもらっているところの
リンクを一応貼っておきますね
スルーで…と思いましたが
コメ欄は開けておきます
このまま繋がりが無くなっていくのは
やはりさみしいので…
病院のスタッフから
口煩いおばちゃん←w と
噂されてるかもしれない私が
今一番気をつけていることは
自分が休まずに
仕事に通い続けること
そして感染予防で
大切なことは
手洗いと栄養と休養
これが基本！ですね！
そして私が今
自分に言い聞かせていることは…
元気なら大丈夫！
です！
(｀･ω･´)ﾊｲ！
慌てずに、無理せずに
私もしっかり
感染予防しようと思います！
(｀･ω･´)ﾊｲ！
皆さまも
健康でありますように
♡(*´︶`*)
あひくま🍀 でした