こんにちは。


読んだ本について書きます。


古本食堂 新装開店 原田ひ香 著


一緒なら、どんな困難も乗り越えられる。


亡くなった叔父の古本屋で働くことを決めた美希喜

は、店主である珊瑚さんと、日々試行錯誤しながら、お店の運営をしている。


お店の売上を考え、珈琲を飲めるカウンターを作ることを提案した美希喜だが、珊瑚さんは、お隣のカフェの売上を気にして、なかなか頷けない様子。


カフェから豆を仕入れることで珊瑚さんからも了承を得たが、ほどなく、珊瑚さんが、北海道の恋人の元へ戻ってしまい、一人、お店を切り盛りすることとなってしまった。



前作では、まだぎこちない関係だった美希喜と珊瑚さんが、本作では、慣れない古本屋の仕事をしながら、絆を深めて、今やお互いに欠かせないパートナーとなっているようでした。


そして毎回、古本屋の周りにある、神保町の美味しいお店の料理が、2人のやり取りに彩りを添え、2人が一緒に食事をすることで、より一層、関係を深めていったようにも思いました。


美味しいものを一緒に食べることは、お互いを知る一番の近道、であるかのようです。


珊瑚さんが、美希喜を一人置いて北海道に戻ってしまってから、彼女は珊瑚さんの存在の大きさを痛感します。


いつもはしっかりものの美希喜が、珊瑚さんのことを慕い、帰りを待ち望む姿や、珊瑚さんが戻ることを知ったとき喜び方は、可愛らしく、やはりまだまだ子供みたいなところもあるのだと、思いました。


いずれは独り立ちする彼女が、今後、この古本屋でどんな活躍をみせてくれるのか、続きが楽しみになる作品でした。


ではまた。


 

 *本についての内容理解や見解は、全て個人的なものです。