8月10日、ハトの日改め「ハートの日」
我らがビンビールズの10周年記念ライブが行われた。
我らが、というには理由がある。
嫁の知り合いであったまんさんが、マルカフェにご夫婦で来店したのが出会いであった。
「まんさん」というのは嫁がそう呼んでいたのが伝染ったのである。
よくよく聞くと「まんぷくドラマー」の通名でビンビールズというバンドのドラマーをしているということであった。
彼とはその後、ドラマーとしてではなくデザイナーとして付き合うことになるのだが、もはや本名で呼ぶことはなく「まんさん」は「まんさん」であった。
何度かライブへのお誘いもあったのだが、なにせマルカフェの営業日が金土日ということもあって、レコードやユーチューブで悶々と聴いているだけだった。
そんな折、6月にマルカフェで行われた結婚披露宴のゲストとして、まんさんと、ビンビールズのギター&ボーカルであるナマハゲさんが登場し、遂に生演奏を観る機会が訪れた。
ビンビールズ4分の2によるアンプラグド・ライブである。
それはそれは楽しいひとときであった。
ビンビールズ10周年記念ライブ「大ビンビ展」のフライヤーもマルカフェに常設した。
その時には、土曜日なので行けないだろうと思っていた。
6月末、まんさんご夫婦がマルカフェにやって来た。
珍しく真顔のまんさんが「どうしても大ビンビ展に来てほしい」と言う。
理由は「もしかしたら最後になるかもしれない」であった。
そこで急遽マルキャスの収録を行ったのがこちらである。
→マルキャス第13回前編
(マルキャスというのはマルカフェ放送部のポッドキャストである)
「ハートの日には店を閉めて大ビンビ展」が決定した。
第15回、16回とマルキャスにビンビールズ4分の2が登場し、そこで作られた曲がマルキャスのジングルとして流れるようになった。
ビンビールズはマルキャスのラジオドラマへの出演も決定した。
出番は第4話(第20回で放送予定)。
オーダーは、大ビンビ展へ向けての最後のスタジオ練習風景とナマハゲさんのセリフ2つだ。
(音声は先程届きました。ライブの翌日だというのに、ありがとうございます)
8月10日、土曜日、猛暑。
初めてのビンビールズ・ライブ。
ドラムベンチから語りかけるまんぷくドラマー、
上から目線のナマハゲ、
毛ガニの動き、
クールなさとしこ。
彼らはここで、いつもより数倍達者な姿で観客を魅了していた。
ビンビールズは、暫くの間、バンドとしてのライブ活動を休止する。
気が向いたら、ふらっとマルカフェに来ればいい。
演奏して歌って喋って、全部マルキャスで流してやる。