『自然体験学習』

 4/30~5/2、世間はゴールデンウィークでみんなは羽を伸ばしている間、オレは浜松から富士山の麓(朝霧)まで行ってきました。前のブログにも書いたけど昔で言う「林間学校」「宿泊訓練」みたいなやつです。内容はけっこうベタだったから生徒たちとワイワイやって楽しんでました。

 初日の昼に施設に着いてからお弁当を食べて、入所式やって、各自の部屋に荷物を置いたら15:00からいきなり「炊飯活動」。もちろんカレーを作ります。このときは豊田先生ではなく豊田カメラマンとなってバシバシシャッターを押してました。
 男女混合のメンバーだから女子が野菜切って男子が火熾しと飯ごうって役割は自然とできてて、飯ごうでご飯は上手く炊けたのはいいんだけど、鍋の方はというと水入れて煮込んで、そんでカレールーを入れてポコポコなったらもうできたと思っちゃって、ホカホカのご飯に熱々のカレーをのせて食べてみる。そして生徒たちはみんな口々に「ニンジン固~い!」って言う。当然でしょ!(笑)。ポコポコなったら煮えたと思った子が多かったですね~。まぁ確かに熱は鍋の中全体に通ったかもしれないけど野菜の中まで熱を通すにはそこからもう少し待たないとね。まさに体験学習ができたと言えるでしょう。

tomoshit

 2日目はウォークラリー。9:00スタートでゴール予定時刻が14:00~15:00だから生徒たちはめっちゃ歩かされてました。自分はというと生徒がスタートする前に車で先回りしてチェックポイントで生徒を待つことに。生徒到着予定時刻は12:30頃。まさに放置プレイです。どんだけ無駄に公衆トイレに駆け込んだことか。今まで必死に枝にしがみついていた桜の花びらが5月最初の風に乗って舞っていました。
 仲間と試行錯誤、切磋琢磨しながらゴールを目指す生徒の姿は心配もあったけど頼もしさもありました。まだまだ2年生も始まったばかり。これからの飛躍に期待してるよ!

歩くたび(旅・度) 心の中に 焼き付ける 散りゆく桜と 仲間の絆

 夜のキャンプファイヤーもみんなとワイワイできました。

 さてさて、生徒たちにとっては一大イベントであったキャンプファイヤーですが、教師1年目の自分にはこの後良きせぬ一大イベントがありました。説教です。
 内容はよくある話といえばよくある話です。お菓子を持って来てしまった生徒がいるので、その生徒を叱らなければいけません。男はある1クラスの6人。女は全クラス合わせて20人近くの生徒がお菓子を持ってきただのそれを一緒に食べただのでその中に自分のクラスの生徒も4人。

 さて、どう叱ろうか……

 4月から約1ヶ月、もちろんそこそこ生徒のやらかしたことにいろいろ言って来たけどこの内容とこのタイミング。いざとなると頭の中が真っ白になってしまいました。なんでお菓子持って来ちゃいけないの?
 ただ勢い任せに叱っちゃいけないなんてことは分かってる。こっちが筋道立てて叱らないと子どもたちにはただの八つ当たりで終わってしまう。
 話は短過ぎず長過ぎず15分くらいで済ませました。内容はちょっとここには書きません。書けないような内容ではないけど恥ずかしいというか何と言うか……とりあえず話をしててその途中で女の子たちは泣いてしまいました。まぁ子どもとは言え女の涙は本当かどうか分からんから最後に「これからのみんなの行動を先生はずっと見てるからな」って言って終わった。さて、あの涙は本当か嘘か……

 さて、最終日。午前中に酪農体験をしました。実は牛の乳搾り初体験!男子生徒と一緒にはしゃいでいたら隣の女子生徒に「先生興奮し過ぎ!」と突っ込まれました(笑)。
 バター作ったり牛に餌あげたり、ウンコ掃除したりして命の大切さを学ばせてもらいました。さすが自然体験学習。お勉強になります。

tomoshit

生徒にカメラを渡したらいきなりレンズをこっちに向けてきて「先生変顔して~」って言うから「できるワケないやん!」って言いながら鼻をほじくってやった(笑)

tomoshit

 帰りの高速道路はやっぱり案の定渋滞に捕まった。途中から下の道で行ってそれが正解だったかのか、予定より1時間ちょっと遅れてはしまったが学校に着いた。
 さようならをしてから2日目に怒られた生徒の一人が手紙を渡してくれた。その手紙の最後には「ありがとうございました」って書いてあった。ちょっとホッとしました。オレの言ったことがちゃんと伝わったんやなって。

 生徒たちが自然を体験しながら学習して、オレもこの3日間で色々と学ばさせて頂きました。教師は子どもを育てるものって思ってる人が多いけど、もちろんそれが一番の仕事なんだけど、教師という職業は自分を成長させてもくれる職業です。きっと生徒が学ぶ以上教師は日々学んでいます。なんだか自分が磨かれてる気がして気持ちよかった3日間でした。



『家庭訪問』

 一難去ってまた一難……自然体験学習が終わったと思ったら次は「家庭訪問」です。人と喋るのはそんな苦手じゃないんだけどね、教師と保護者って関係での会話はやっぱり緊張します。普段の授業とかは大学とかで勉強したし教育実習もしたから何とかなってるけど、家庭訪問のやり方なんて大学じゃ習わないし……

 5/11~5/15まで、どの家庭も温かく迎えてくれてとりあえず安心。会話もそんなに詰まることなくリズム良くできた。そしてどの家庭でも「うちの子をよろしくお願いします」そして「先生頑張って下さいね」ってセリフ。「うちの子をよろしくお願いします」は分かる。子を思う親の気持ちを直に感じることができて教師としてまた1つ成長させてくれた。そして自分の子どもの心配と同じくらいオレを心配して気を遣って下さった温かい言葉。
 「頑張れ」っていうのは本来好きじゃない。なんだか見捨てるだとか、突き放してしまう言葉のようで嫌いである。「頑張りましょう」とかならいいんだけど「頑張れ」は……だけど今回はなんだかそれがとても温かく、勇気づける言葉として捉えることができた。

 生徒のことを思うのは教師として当たり前だが、保護者の気持ちも汲み取らなければならない。その中で自分の中で教師として筋を通す。難しいようだけどこれができれば生徒は気持ち良く学校に来れるだろう。保護者も安心して学校に我が子を預けられる。教師もストレスを感じにくくなるだろう。「夢の世界」かもしれないけど、これを目指せないなら教師を辞めた方がいいだろう。

 少々重い話になってしまったが家庭訪問をやったおかげで視野が広くなったな。広く大きく見ることができるようになった。



 さて、4月からのオレはなんだかポップポップしてたな。無難に無難に生きてた気がする。リスナーよりもレコード会社に好かれるようにオリコンチャートを気にしながら音楽活動してるどっかのアーティスト気取ってるヤツとこれじゃ一緒や!オレはパンクロッカーだ!バンドはやってなくても心はパンクロッカーだ!明日から学校っていうステージでパンクロックしてやる!