一昨日の夕方、母からラインが入りました。
「仕事が終わってからでいいので、
終わったら即、連絡ください。」
・・・・・？？？
かなり切羽詰まったニュアンスだったので、
タイミングを見て電話を入れると、
セラが逃げたんよ～
Y(＞_＜、)Y
とのこと。
幸い、すぐに近鉄に乗れる場所にいたので、
僕はその足で松阪に戻ることにしました。
以下は、駅への迎えの車の中で、
母から聞いた顛末です。
朝、玄関を閉めたつもりだったのが開いていて、
（最近ドアクローザーが不調で、途中で止まってしまってた）
セラが恐る恐る外に出てしまったらしいのです。
避妊したセラは、１歳前の好奇心がそのまま残っているために
テリトリー外にも仔猫のように興味を持ちます。
すぐに気づいた父が捕まえようとすると
セラはビックリして走り出し、
お隣の犬に吠えられて、ますますパニックに。
ご近所の駐車場の、車の下に潜り込んで、
そのままそこで固まってしまいました。
途中１度だけ、
スープに誘われて這い出して来たらしいのですが、
その時ちょうどひとりで見張っていた母が
捕まえようとして失敗したのだそうで、
ますますパニックになったセラは、
そこからなお２軒先の、
同じく車の下に逃げ込んだのだそうです。
両親は僕がセラを預けるまで、猫に触れたことがなく、
セラが抱っこを嫌うため、
膝の上に乗せるのがせいぜいで、
ほとんど抱いたことがありません。
何とかフードで誘って
キャリーバッグに入れようとしては、
チャンスを逃す繰り返しだったようです。
それでもお腹が空いたら何とかなるだろうと思っていたようですが、
だんだんと日が暮れてきて、
セラが、暗闇と同化し始めるのを見て、
母が僕にSOSを送って来た・・・・という事だったようです。
両親はセラがどこにもいかないように、
２人で一晩中見張るつもりだったそうです。
迎えに来た母も、車の横で見張っていた父も、
スキーに出かけるみたいな重装備でした。
そして、セラが逃げ込んだ車のお宅では
そんな両親に同情して、
庭にネットを張って下さったり
湯たんぽを準備してくださったり、
色々と協力下さったとか。
そして何と、その湯たんぽが
最終、思いもよらない展開を生むことになりました。
日中はポカポカ陽気でしたが、
夜になるとさすがに気温が下がってきて、
駐車場のコンクリートの上のセラは
だんだんと冷えてきたのです。
僕が母の車でセラのところに向かっているタイミングで、
父からメールが入りました。
「セラが湯たんぽの上に乗っています」
え？何？( ﾟ ▽ ﾟ ;)？
つまり、
あまりの寒さに耐えきれず、
セラは暖かそうな湯たんぽに惹かれて
車の下から這い出してきて、
湯たんぽの上でうずくまったらしいのです。
僕が現場に付いた時、
父はそんなセラをソロソロと撫でながら見守っていましたが、
もしも抱こうとして、暴れて逃げられたら、今度こそ見つけられないと、
抱くに抱けず、セラと一緒に固まっていました。
そのまま右手で、首の後ろをグッと掴んで、
左手で抱え込むように抱くようにと、僕が伝え、
セラは多少暴れましたが、
無事保護（捕獲？）することが出来ました。
なんと、
朝の９時から、夜の９時まで、
交代に食事を取ったりしながらの
１２時間の大作戦だったとか。
両親もセラも、
ぐったり疲れた１日となりました。
両親には面倒かけて
本当に申し訳ない限りです
m(_ _ )m。
無事セラが帰宅し、
今日の記事を書くことが出来たことに
心から感謝して！！
▼車の下で固まってます
▼帰宅後、家中を歩き回って、
我が家のテリトリーの再確認中
▼やっぱりお家が安心だろ
