着々と良からぬ方向へと成長している。
中学、高校と環境に負けて自分を見失っていた。気づかなかったな、その時は…
高校へと入学する
中学を無事卒業していざ高校へと入学した俺は、順調に良くない方向へと進んでいった。
俺がいた中学は割と違う市内の人達にも有名で、恐れられていた。だから高校でもすごく平和だった。その事もあり、やっぱり調子に乗ってたんだなって今だから思う💦
また中学の時と同じように友達作りから開始する。とにかく友達は多く出来た。気さくで明るく誰にでも声をかけ気に入られるのには長けていた。
そんな時に事件が起こる!
入学1週間で約40人の停学処分🈲
理由はタバコ。
皆んなが吸ってたから。みんなと同じ事してれば嫌われない。あと甘え。
いきなり停学って、そりゃ親もビックリするよ。その時から親に迷惑をかけまくる日々が始まる。けど、それでも俺は何とも思ってなく生活してた。
楽しいんだからいいじゃん!!…って。
意味のわからない自分への慰め。
もう止まらないよ、止まれない、俺は。
人にいい顔して、嫌われないように嫌われないようにと自分に嘘をつき、周りの支えにも気付こうとせずにただ毎日を過ごしていた。
悪い仲間も出来て、夜な夜な遊んだり、タバコ吸ったり、ケンカを見てたり、暴走族入ったり、もうめちゃくちゃだった。
もちろん、部活なんてやってない、帰宅部だった。遊ぶことが何よりも楽しかった。
先生にも迷惑かけたし、せっかく通わせてくれた両親やその周りに迷惑かけた事が一番の後悔だ。
高校1年、2年はこれといって思い出す事もないが、3年に入ってからかな、よりエスカレートしていったのは。
車の免許も取れる歳になった俺は免許を取得して車で学校行って自慢してた。周りもみんなそうだったから。
その車だって誰が用意してくれたかって、じいちゃんが用意してくれた。当時人気のシーマという車。カッコよかったな。
駐車違反もしたし、ボロボロになるまで乗り回したし、結果廃車になったし。
もう人生バラ色というか、ある意味笑っちゃうくらいの高校生活だった。
バイクで事故もしたし、しかも2回も。無傷。バイクで友達も亡くしてる。だからそれ以来バイクには乗れなくなってしまった。
暴走族だって初めは楽しかったけど後々面倒になって、兄貴や親を出して強制的にやめさせてもらったり、仕事で忙しいのに、学校の呼び出しに何度も顔出してくれたりと本当散々迷惑かけた。
でも気づいてない、俺。
何とも感じてない。
だってその環境が楽しかったから。
当たり前になってたから。
そして一番の事件?が起こる。
結論、俺は高校を卒業出来ていない。
3年の冬にやめた。あと1か月ちょっとなのに。
18歳になってスロットに目覚めた。
地元でその時めちゃくちゃ出てたパチンコ屋に通いまくる。最初はゲーセンだったのに、一度だけ行ってビギナーズラックを経験したらもう辞められなくなった。
学校よりも遊びよりも今度はスロットが楽しかった。ずっとやってた。だって負けないから。
それが続いて学校の単位が取れなくてやめた。というか退学させられた。
また親に迷惑かけた。
途方に暮れる事もなく、俺はスロットやり続けた。仕事はスロット屋にいた時に知り合った内装屋さんに声をかけてもらって内装屋やってた。美容院を一から作る現場監督みたいな仕事。
でもそれも長くは続かなかった…
そんな俺でも少しだけ、少しだけだけど、このままじゃダメだと思って、環境を変えて変わろうとしていた。
そこで俺は
ずっとずっと大好きだったばあちゃんの為に介護の仕事をしようと考え介護の学校へ通うこととした。
そこから俺は変わる事ができるのか…
続く