路上も含め、インディーズの現場に通う日々。今までは気がつかなかった、色々なことが見えてきます。
そのひとつがこれ。
深夜の3時近くに呟いているぐらいですから、病んでいると言われても認めざるを得ないのですが、たとえば、こんな意見があったとします。
- ドラゴンクエストは他と比べて優れたロールプレイングゲームだ
- SF映画の最高峰は他のどの映画でもない、未知との遭遇一択
- なんだかんだ言っても巨人の星がどの野球マンガよりも優れている
- 寿司ネタは中トロに限る、他の追随を許さない
- ももクロは他のどのアイドルよりも苦労しているから素晴らしい
赤字部分を他に置き換えてもらっても構いませんが、この意見、あなたが心の中でそう思っているならは何の文句もありません。あなたの考えが全てで、それが正解です。
ただし
これを外に出しちゃダメです。そう思わないファンの気持ちを踏みにじります。
- ファイナルファンタジーだって画期的、いや、そもそもウィザードリーが…
- スターウォーズを忘れてないか?SFといえば2001年宇宙の旅という…
- 独自性だとアストロ球団にかなわないし、キャプテンの持つリアリティだって…
- これだから素人は困る、寿司ネタは白身魚が…、いやいや、貝類の本質こそ…
- おいおい、エビ中だって苦労してるぞ、ちょっと待った、インディーズなんてそれ以上の…
こんなふうに。
画像のツイートは、比較する以上は他をご存知なんですよね、だったらその根拠を示してくださいな、もし雰囲気だけで言っているのであれば暴言になっちゃいますよー
って言いたかったのです。
音楽・エンターテインメント分野で「ももクロしか知らない」、こんな人もたくさんいるでしょう。それが悪いことだなんて全く思っていませんし、他を知ってくれ!なんて死んでも思いません。エンタメなんですから、自分が楽しみたいように楽しめばいいだけの話です。私もその姿勢を全面的に支持しますし、自分なりの楽しみ方でももクロを応援します。
でも
他と比較されたら、一気に話は変わります。
一流の作家、演出家や映画監督によって描かれた成功物語は人の心を打ちます。実際の物語もきっとそれに値するストーリーだったと思います。
でもね
あなたが知らないだけで、他にいくらでも「泣ける話」「奇跡的な物語」「偶然が織りなすドラマ」は存在しています。
- 集客に限界のある日本市場以外での可能性を求めて、週末ごとに台湾へ遠征するピンのアイドル、しかもなぜか行くたびに台風直撃でイベント中止が続出。本人も笑いで昇華するしかない事態に。
- ワゴン車に大量の機材を詰め込んで自分で運転、スタッフはいません。食費は昼と夜合計でひとり1,000円以内、宿泊費節約で当然遠距離を弾丸ツアーを行っているロックバンド。
- 対バンイベントのライブの(自分の)予約数が10人で期待以上!と大喜びしてくれたロックシンガー。
ほんの一例ですが、こんなのいくらでもいますよ。
自分を安心させるために心の中で比較して優位性を出すのは構いません。あなたの心の中までコントロールできませんから、勝手にどーぞ、です。別に「知らなければならない」なんて思いません。知る必要も無いでしょう。私だってすべてを知ることなんてできません。
だから「他との比較」はしない、いや、「出来ない」のです。
結論。
「好き」という感情に理由なんて必要ありません。客観的な質の高さはどうでも良い。好きなものは好き。そういうものでしょ?私自身も好きなユニットや推している人がいますが、客観的に見て他と比較して劣っているかな?という部分も含めて好きなんです。もっと自分の好きなものに自信を持ってくださいね。
「質が高いから好まれる」ならば「最上位のコンテンツひとつしか残らない」
そんな世界はつまらない。


