ねじ曲がり もがいた時間も -22ページ目

ねじ曲がり もがいた時間も

気が向いたらなんか書きます

 

「新しい音楽の届け方」として、前回は雑誌にミュージックカードを付けて販売という例をご紹介しました。


雑誌といえば、常に時代の先端を切り開くメディア。紹介した雑誌「NOT ALL」も各ジャンルにおいて新進気鋭でありながらも、どこかに親近感を沸かせてくれる方々にスポットを当て、未来を感じさせる作りになっていました。雑誌という形ですから、大きく伝えて広めるという性格が強いアイテムと言えるでしょう。

 

さて、今回紹介するのは、逆にコアな部分にフォーカスしたもの。マニアックな商品と言えるかもしれません。

それがこちら。



自曲を作詞した葉月さんご本人が「手書き」で歌詞を書き、その曲についての様々なエピソードを綴った手書き歌詞集。(一部例外的に外部作家もありますが、ゆぅみんこと鈴原優美さんとM-SMILEの高谷さんによるものなので、身内感しかないw)

 

題して「HZK取扱説明書」

外身のバインダーこそ市販品ですが、それ以外は完全手作り。印刷も事務所のプリンターで行ったそうですし、発送のレターパックの宛先も、もちろん本人による手書き。手作りゆえ量産することが不可能。従って部数は限定、ページもディアゴスティーニのように3回に分けられました(バインダーは初回のみ同梱の無料特典)。

 

3回配本・各限定数30という入手難易度MAXのアイテムでしたが、ありがたいことにコンプリート達成!


(印刷した限定品はすべて瞬時にソールドアウトになりましたが、PDF版ならば現在もこちら(←別ウインドで開きます)で購入可能です。



音源ですが、この冊子内にQRコードが印刷されていて、その回で取り上げられた楽曲をDLできる仕組み。基本的にはCDの既存音源ですが、廃盤で入手できない貴重音源もあり、ファンにはうれしい一冊となりました。


初回分「鉄板」と2回目「古参」は既に到着済み、3回目「マニア」は来週に到着します。各回5曲が取り上げられていて、最終的に15曲でいったん完結。彼女のソロ曲は30曲程度あるようですから、今回取り上げられなかった楽曲、別ユニット(82刑曲、小悪魔Doppy)の曲や今後創られる新曲などで第2シーズンも期待できるかもしれません。



このアイテム、単体としても魅力ある商品なのですが、個人的には「あること」で深く記憶に残るアイテムになりました。

 

というのも…


この商品、彼女がネットの配信中に思いついたところがスタート。CDの歌詞カードの話題になった際に「手書きの歌詞カードって良いよね」というコメントから発想され、そこから「手書きだと負担が大きいから、少しずつ分けた方が良くない?」「ディアゴスティーニ方式w」など様々なコメントから作成・販売方法がゆっくりと固められていきました。さながら「オンライン・ブレインストーミング」

 

他にも文中のイラストをその時の参加者から求めたり、とにかく「ファンと一緒に考えて生まれた」商品に仕上がったわけで、これなら愛着もわくというものです。

最初の「手書き歌詞カードって良いよね」のコメント、これを書き込んだのが、実は私。自分の言葉が発端になり、最終的に自分が読みたかったものを作ってくれた。もう、これ以上の喜びはありません。

 

 

 

前回、そして今回の例、共通しているのは「音楽」を他の媒体、いずれも「文字媒体」でしたが、こうしたメディアミックスで伝える試みに、今後も注目していきたいと思っています。