今日は常日頃からトレーナー活動をしている高校野球部のコンディショニングケアに行ってきた。チームのエースを見させてもらった。エースの選手は肩や肘の状態もよく、本人も調子はいいとのことだった。確かに、柔軟性や可動域は以前に比べると状態はいいと思う。しかし、この選手は上肢の筋肉量が多く、重量もかなりあるように思う。以前、文献で投球障害との関係性で体幹部の重量と上肢の重量の比率が少ない選手ほど投球障害をおこしやすいと述べているのをみたことがある。確かに、上肢の重量が多いと肩甲骨にかかる負担は大きくなり、上肢に依存した投げ方になるのではないかと思う。しかし、それをしっかりと肩甲骨が制御できていれば問題はないと思うのだが少し気になる。身体のバランスとはこうゆう事もさすのであろうか疑問だ。この選手は、ステップ脚の股関節内旋も若干制限が見られ、体重がのりにくいこともある。大会の終盤になるにつれてこれらの問題が肘の痛みを引き起こすのではないかと心配でもある。
人の体は複雑過ぎて整理がつかない。日々疑問だらけだ。少しでも疑問を形にしていき、解決できるようにしていこう。