帯状疱疹も落ち着き、久々の帰宅。
オムツに血のゼリーが出ていた。
紹介された病院にて、排尿困難の旨を相談すると、尿道カテーテルを挿入された。
けれども強い尿意は治まらず、カテーテルにも流れがない。
決まってトラブルは夜中に起きる。
夜中の救急外来を受診しては、翌日外来受診してください、と言われ、夜中に帰宅、日中に外来通院が続いた。
❨❨夜中の通院、帰宅後、再度日中の通院は本人もキツイ、私も結構キツイ。❩❩
でもドクターは、流れてきてますよ。と言う。
何日かこのやりとりが続き、尿道カテーテルから流れてきたのは、ほぼ血液の尿だった。
顔面蒼白。
救急外来へ行くと、緊急手術をします。と言われた。
❨❨何が起こったの??❩❩
と思っていると。
ドクター
「膀胱が、【瘢痕壊死組織】でいっぱいになっている。
こんな膀胱、見たこともない、」と。
「今から膀胱の止血とふわふわした壊死組織をきれいにします。」
との手術説明であった。
術後ぐったりと、眠る母を残して帰宅。
退院後、膀胱もきれいにしたし、尿道カテーテル抜いて、膀胱から自己排尿できるはずだからやってみて、と言われた。
母は排尿しづらいと訴えたが、
ドクターは、数値的に出せてますよ。と、カテーテル抜去された。
本人は出しづらいと言っているのに大丈夫なのか?。と思ったが、しょうがないので帰宅した。
帰宅するも、自己排尿したくても出せない、と本人はとてもつらそうだったので、再度夜の救急外来を受診。腎臓のエコーをとった救急の先生が念のため翌日外来受診するよう勧めてくれ、尿道カテーテルを挿入してくださると、一気に尿がバッグにたまっていき、それを見て、救急外来に来て良かったと思った。
次の日、言われた通り外来へ行くと。
「すぐにこれから手術をします。」と言われた。
「水腎症になってます。
腎瘻造設して尿をださないと
命に関わるから」と言われた。
どういうことですか?と尋ねると
「私の見通しが甘かったです。」
と、ひとこと。
「放射線性膀胱炎で、膀胱がぼろぼろです。」
❨❨え??部長先生!!!見通し甘かったって、それだけ??腎瘻って何?❩❩
同意書にサインをして下さいと言われ、あっという間にオペがはじまった。
ステントがいれられたら、腎瘻にならないが、やってみないとわからない。と。
結果はステントはいれられなかったと。
そして、両側腎瘻となった母が病室に帰ってきた。
カテーテルが二本ぶら下がっていた。
あっという間で、これからのこと、どうなるのか、調べる間もなく、不安だけがのしかかっていた。