NPOのチカラ | ともりんblog

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先週、『NPOのチカラ』 というシンポジウムに参加してきました。


日本と欧米の生涯学習についての認識の違いや、

NPOの今の現状、今後の課題などなど3時間、

思ったよりも内容の濃い話を聞くことができました。




まず、NPOとは?


⇒内閣府ホームページより

http://www.npo-homepage.go.jp/about/npo.html




どんな活動ができるの?


第1号 保健・医療又は福祉の増進を図る活動
第2号 社会教育の推進を図る活動
第3号 まちづくりの推進を図る活動
第4号 学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
第5号 環境の保全を図る活動
第6号 災害救援活動
第7号 地域安全活動
第8号 人権の擁護又は平和の推進を図る活動
第9号 国際協力の活動
第10号 男女共同参画社会の形成の促進を図る活動
第11号 子どもの健全育成を図る活動
第12号 情報化社会の発展を図る活動
第13号 科学技術の振興を図る活動
第14号 経済活動の活性化を図る活動
第15号 職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動
第16号 消費者の保護を図る活動
第17号 前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動


・・・と、上記の内容に分けられています。




NPOの活動をしている方は、


平均年齢51歳、

平均的年収からそれ以上の年収をもらっている一般企業で働く夫を持った主婦、

子育てがひと段落した女性、

が、多いそうです。

⇒生活はできているけれど、何かやりたい!ただ、今さらハードに働くことはちょっと・・・

それと、自己実現を目指す

・・・というところからきているのでしょうか?


最近では、若い男女も増えているそうです。

若い人たちの増加は、昨今の雇用情勢が理由になっていることも多く、

この場合の最大の問題は、年収200万円以下のいわゆる『ワーキングプア』である

人が多いということ。

⇒これは、『特定非営利活動』であるところが大きく、

活動資金の制限が根本であると思われる・・・。




今後の課題としては、


『活動資金』 についての問題

⇒これが一番大きい。行政との関わりが大きく、あまり自由にならないのが現状


『意識啓発』 から 『課題解決型』 への発展

⇒知識・教養を高めるところから、その知識・教養の具体的な成果物を出すこと。

(報告書、シンポジウム、講演会、執筆など)


『ボランティア活動』 から 『市民活動』 への発展

⇒専門性、発想力、着眼力をつけ、

自己満足から社会貢献への活動意義の改革





ちょっとビックリしたのが・・・


パネリストの人たちが 『NPOはやりたいことをやる、やりたくないことはやらなくていい』 と

言い切っているので、結局は『自己満足』から脱皮できないのでは?

NPO活動も社会にとって大きな役割は果たしているとは思うけれど、

それでは、『ビジネス』ではなく、『ボランティア』 の域を超えていないんじゃないの?

上に挙げた問題の解決は難しいのでは・・・と思ってしまいました。




初めて、NPOについていろいろな話を聞きましたが・・・

・自己実現・自己満足を目指しているので、仲間との絆が強い。

・活動内容ややっていることの価値はあるが、見合った報酬がもらえていないのでもったいない。

というのが、先ず以っての感想でした。




いろいろ考えさせられ、とっても貴重な時間でした。