昨日のカンブリア宮殿は、日本電産の永守重信さんだった。
とってもオーラのある人で、なんだか目が離せなかった。
業績不振の企業を次々とM&Aして、赤字から黒字へ。
しかも、目標は1年以内。
永守社長のやり方は、とてもスピード感のある経営改革。
・リストラはしない!!
・1年間は騙されたつもりでわたしについて来い!
・・・と、M&Aした企業の社員にまずは伝え、
そして社員には、
①早出出勤(始業時間の30分前には!)
②清掃活動の徹底(始業前30分は、全員が清掃始業時間にはピタッと業務開始)
③コストの見直し(1円から稟議書を書く。とにかく徹底してコストを見直す)
を、とにかく徹底させている。
そして、永守社長自らがとにかく動く、徹底して自分が実践している。
だから、すごいオーラがあるんだなぁ~、勢いがあるんだなぁと思った。
永守社長の言葉・・・
『能力の差は大してない、しかし、やる気の差は100倍差がある』
『社員のやる気のなさの要因は80%が経営者の責任だ』
『有言実行』
『雇用不安は社会不安、雇用が最大の社会貢献であり、
売上よりも利益よりもたくさんの人が働く会社をつくる』
とにかく、厳しい言葉の裏にもとても熱い想いと、改革するんだ!という
強い意志を感じる。
それが、社員にも伝わり、社員の士気を高めているんだと思う。
社員の能力を評価する、持ってる技術や知識を評価してくれる会社はたくさんあると思うし、
能力を発揮して、目に見えて結果を出せているわけだから、それはとてもいいことなんだけど、
それよりも、やる気を認めて支持してくれる、Challengeさせてくれる会社が、
業績を上げているように思う。
結果、能力がありやる気がある社員が育っていくんだと思う。
結局、社員はそういったもどかしい気持ちを持っていても、
経営者が気づいて、チャンスを与えるか?というと、
難しい部分があり、それに気づいた経営者は強いし、実践してるんだよなぁ・・・
社員が生き生きと働き、社員が育ち、業績も上がり、会社が成長していく。
とっても強くてよいスパイラルになっているんだと思う。
それができていないってことは、やっぱり経営者に要因はあるんだと思う。
とは言っても、会社や経営者ばかりに責任があるわけでもなく、
チャンスを与えてもらえたときに、力を発揮することができるだけの
能力とやる気を自らが持っていないと、当然認めてもらえるわけではないし、
チャンスをモノにすることもできない。
モチベーションは高く前向きに、日々の努力が必要だね。
昨日のえーちゃんショックから1日。
何もやる気がなく、自分を、目標を、見失いかけていたわたしを
カンブリア宮殿が、永守社長が、救ってくれたのかもしれない。
『えーちゃんのコンサートに行くために・・・』という目標は
今年はオアズケになっちゃったけど、
来年の復活を夢見て、信じて、がんばろうと思う。