おばあちゃんが亡くなりました。
青森で宿泊しているホテルの部屋に
弟から電話がありました。
実家の商売で店に立ってる母親の代わりに
幼い僕と弟を育ててくれたのは
おばあちゃんでした。
おばあちゃんの作ってくれた
肉団子やカレーを食べて育ちました。
小学校の写生大会で上手く描けずに
木の描き方から教えてくれたのはおばあちゃんでした。
大人になって
お酒の飲み方を教えてくれたのも
おばあちゃんでした。
大学時代、僕が新宿で酔い潰れて
迎えに来てくれたのもおばあちゃんです。
嫁さんが出来てからも
一緒に飲みに行きましたね。
僕と同じように嫁さんの事も
大事に優しくしてくれました。
おばあちゃんが歩けなくなって
家から出られなくなってからは
もう早くおじいちゃんのとこに行きたい
とばかり言っていたおばあちゃん。
長いこと寂しくて辛かっただろうけど
ようやくおじいちゃんに会えるね。
今までずっと頑張ってくれたのを
知っているから
お見舞いの病室で頑張ってと言うのが
とてもしんどかったんだよ。
もう頑張らなくてよいからね。
いつか僕も行くとこに行ったのなら
また必ず会えるだろうから
しばらくのお別れだよ。
ありがとう、でも
愛してる、でも
とても表し切れない気持ちを
日本語で何と言うのかが分からないよ。
だから一言だけ。
またいつか会いましょう。
それまで僕はしっかりやるから
心配しないで大丈夫だよ。