FallsRiver7

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都会と下町のはざま、板橋からゆるっと雑記

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同級生の皆さんは、タイトルだけでどんな話か分かるかもしれませんね。


久々に中高の同級生と話をしていたら、懐かしい思い出話になった。

その中でもやはり色濃く思い出に残っているのが、修学旅行。

修学旅行の話をしよう。

思春期真っ只中の高校の修学旅行。

たしか…高校1年生の時に、修学旅行があった。

旅行先はなんとフランス。

そう、おフンス

旅先では1番仲の良い友人「N岡」と行動を共にしていた。

本人はもちろん、ファミリーもなかなか個性的というか独創的というかとにかくインパクトのある方々が揃っていた。

N岡ファミリーの話はまた今度ブログに書こう。



16歳。多感なお年頃である。

当時の私は洋楽にハマっていた。

NIRVANAやRage Against the Machine、マリリンマンソン。

そういう洋楽にハマっていた。

服は黒ばっかりだった。

やたらベルトやチェーンの多い服。

そういう…お年頃だったんです。

洋楽は洋楽でもブリトニーとかにハマってればそんなことにはきっとなってなかっただろうに。

そんな頃にまるっと1週間の修学旅行。

服や髪、外見に敏感なお年頃。

慣れない海外で髪型気にするのちょっと面倒だな、そうだキャップでも買うか!

そして何故か「キャップ」を買いに

「ヴィレッジヴァンガード」に行った。



ヴィレヴァンは、帽子屋じゃない。

雑貨屋。

そして私が選んだのがこちら。



SWAT。

何故かスワット。

けどそのキャップを選んだ時の気持ちは未だに覚えてるんです。

「あっ、これシンプルでいいな!SWATってなんか意味ある言葉なのかな?まぁいいか」

16歳。SWATの意味は知らなかった。

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Wikipedia
SWAT部隊(スワットぶたい)は、アメリカ合衆国の警察に設置されている特殊部隊および同種の部隊。 「SWAT」はSpecial Weapons And Tactics(特殊武装・戦術)の略称(アクロニム)である。
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だそうです。


そんなキャップを頭に、やたらと黒く、チェーンやらベルトやら着いた服ばっか着ておフランスへと渡りました。
(修学旅行は私服だった)

そして渡仏した私がこちら。

なかなか忠実に再現されてると思う。
色塗ってないけど上着以外全部黒い。
確か上着だけカーキだった。

なんかごついネックレスもしてた気がする(照)。

約17年前。9.11からわずか数年。

以前より空港のチェックがかなり厳しくなった時代でした。

そんな中そんな服装の私。

まず空港の手荷物検査で引っかからないわけがない。

何回通ってもピーピー鳴る。

鳴る度に脱がされる上着。

最終的に、ズボンとタンクトップ、空港のスリッパ姿にされた。

なんか私だけチェック厳しくない?

横ではN岡が爆笑していた。

N岡も似たような嗜好だったので、彼女もまた似たような服なのに、ピーピー鳴らない。

彼女はそういうところがある。


余談だが、我々は1週間の旅行、荷物が重くなるのを嫌い、互いに服を3〜4着持っていき、交換しながら着ることにしていた。
昨日N岡が着ていた服を今日は私が、といった具合に。
少しでも持っていく荷物を減らすために。

私が前日のN岡の服を着たフランス2日目。
いきなり超怖い女の先生にバチくそに怒られた。

『なんねその服はぁー💢!』
(もちろん鹿児島弁)

「えっ、えっ?」

『そんな胸元をあけてェー!』

意図してあけているわけではない。
若干サイズが合ってないだけである。

「いや、これ昨日N岡が着てた服を着回し『言い訳は聞いとらんのよー!!』

冤罪すぎる。

セーヌ川に、鹿児島弁の怒号が響き渡っていた。

少し離れたところで、N岡は爆笑していた。


彼女と私は、同じことしても、割と私だけ怒られるのだ。

なぜだ。

話が逸れたが

なんとかおフランスに降り立った私。

シャルル・ド・ゴール空港は、香水の香りがした。

うわー、フランスだー!

おしゃれの国だー!

とテンション上がるも、なんかすれ違う人が皆やたら頭を見てくる。

ははーん、修学旅行のJAPのKIDSが珍しいんだな、と特に深く考えてなかったけど

多分あれみんなSWAT見てたんだな。

そんなSWATのまま、最初に連れてかれたのは確かデパート的な免税店だった。

未だになぜ高校生をそこに連れてったのか分からない。

先生たちが行きたかったんだろうと勝手に解釈している。

煌びやかな店内。

ハイブランドの化粧品や香水、アクセサリーが並んでいる。

何故そんなところに高校生を…とちょっぴり思いつつも、テンションは爆上がり。

N岡と2人でキャッキャしながらウロウロしていた。

そして見つけてしまった。

Vivienne Westwood。

当時、めちゃくちゃかっこいいと思いつつも高校生の手の出る値段ではなく、百貨店や雑誌で眺めるだけだったVivienne Westwood。

そしてここは免税店。

日本で見た時より、安い。

横のN岡をチラリと見る。

すでに覚悟を決めた顔をしている。

そして私は憧れのVivienne Westwoodの指輪を、N岡はネックレスを買った。

2人して、1週間分の旅費の、約90%を使った瞬間だった。


私たちは文系。

算数は少し苦手。


その時買った指輪は今でももちろん持っている。

当時はかなり細かったため、無理やり親指に嵌めてもまだゆるゆるだったVivienne Westwoodの指輪。

今ではすっかり中指にフィットするようになりました。

なんならこの間抜けなくなるかと思った。

と、無事に散財しそこからおフランス観光。

しばらくして気付くのです。

なんかやたら外人に敬礼されるな、と。
(この場合私たちが外人なんだけど)

Hahaha!みたいな感じで笑いながらめっちゃ敬礼される。

あーはいはい、JAPのKIDSがね、そうねこんないっぱいいるの珍しいよね、だってこっちは修学旅行だもの、とちょっと恥じらいつつも小さく敬礼返したりなんかして。

その時は他の同級生もみんな敬礼されてると思ってた。

違うよおまえがSWATだからだよ。

SWATのまま、色々なところに行った。

ゴッホの生家、モンマルトルの丘、なんか有名な橋、マルシェ、ワインのシャトー、ルーヴル美術館、ベルサイユ宮殿、シャンゼリゼ通り…

初めてのエスカルゴはどう見てもカタツムリすぎて食べられなかった。

レストランのパンは予想外に硬すぎてびっくりした。

モンマルトルの丘はたくさんの絵描きとどう見てもイッちゃってるヤク中だらけで怖すぎた。

シャンゼリゼ通りの土産物屋さんのおじさんは、私の帽子を見ながらめっちゃ笑って何か言ってた。何一つ聞き取れなかった。

どこを見ても画になる、街並みが本当に綺麗だった。

フランスって電柱無いんだな、フランス人ってまじでフランスパン直に手に持って歩いてるんだな、フランスのチーズまじで臭いな!

16歳の私にはなかなか刺激的で、楽しい旅だった。

そんな1週間を終え、無事帰国。

両親に会うのも1週間ぶり。


父『おかえり〜、フランスは楽しかったね?えー、そげな帽子をかぶって行ったとね』


私「ただいま、楽しかったよ!え、これ何か意味あるの?」


父「SWATね、うーん、アメリカの機動隊みたいな感じよ。映画とかであるがね。そげなベルトのついた服で、怪しい高校生だが笑」



点と点が、線になった瞬間だった。

やたらと足止めされた手荷物検査。

注目される頭。

妙に敬礼される1週間。

シャンゼリゼのおじさんの爆笑。

動揺しすぎて、あぁ…としか言えなかった。


二度と、もう二度と知らない言葉が書いてある服や小物は身につけないと心に決めた瞬間だった。


もちろん他にもたくさんあるけど、これが私のフランスの思い出。

知らない言葉が書いてある服や小物、気をつけようね☆