立甲とは、肩甲骨を立てることを言います。

今回、立甲を習得してもらう狙いは、『肩や背中の柔軟性の獲得』『運動パフォーマンスの向上』『姿勢の改善』です。

背中の筋肉を動かすのには、肩甲骨を動かしたり、背骨を動かすことで、容易に動きます。

ところが、ほとんどの方は、日常で肩甲骨も背骨も意識的に動かすことがないので、動かすことができません。

肩こりや腰痛などは、背中側の出来事です。

多くの人は、前面の意識が高いので、腹筋を鍛えたり、大胸筋の発達のために運動する方が多いです。

現代人は、背中側を含め、体幹の動きがほとんどないです。

ラジオ体操をよく観察すると、ほとんど、体幹を動かすことはありません。

日本のアイドルのダンスも、手足を動かすだけのパフォーマンスが多いです。

韓国のk-pop系のダンスは、胸や腰など、体幹を動かす動きが多いです。

平成という時代に、「パラパラ」という手を中心に動かすダンスが流行りましたが、日本人特有の動きに思えます。

気功師やヒーラーで重要なのは、観察眼です。

背中や肩甲骨が動かせるようになると、他人の背中や肩甲骨の動きが観える様になります。

それと、背中側の骨や筋肉が動くことによって、脱力が促されます。

筋肉がコリ固まっていると、気が止まってしまうので、大量に気・エネルギーを出したい方は、脱力は必須です。

立甲のやり方は、３つステップで簡単にできます。

1　四つ這いの姿勢を取る：両手と両膝を床につけ、背中をまっすぐに保ちます。
2　肩甲骨を外転させる：肩甲骨を外側に広げるように意識しながら、背中を少し丸めます。
3　床を押す：手のひらで床を軽く押し、肩甲骨を背中から浮かせるようにします。

できるようになると、わかりやすい３ステップですが、出来ない人からすると、どうやって動かせば良いのかわかりないことも理解できます。

私自身、立甲ができるまで、４年かかりました。

最初の一年間は真面目に立甲のワークだけを取り組んでいました。

中々うまく行かなったので、一度、立甲のことは忘れて、肩甲骨周りや腕の脱力に時間を費やしていました。

その後、３年経って、久しぶりに立甲をやってみたら、簡単にできました。

一つ夢が叶ったので、この瞬間は感動しました。

分かったことは、最初の一年は、やり方が間違っていたことと、立甲の動きだけやっても、立甲はできないことです。

立甲を力技でやろうと思えば、出来る人もいます。

ただ、力技で立甲をするのではなく、脱力で立甲ができるようになりたいのです。

力技の立甲を簡単に説明すると、四つ這いになって、背中を丸めて、肩甲骨をその位置にキープして、背骨を落とすだけです。

そのためには、腕で身体を支える筋肉が必要です。

多くの人は、四つ這いになっただけでも、腕がぷるぷると震えだします。

それほど、腕周り・肩甲骨周りの筋肉が弱っています。

あとは、四つ這いの時に、地面側に背骨を落とす事ができるのかどうか？ということです。

ヨガのキャットアンドカウの動きで、背骨の動きを身体に覚えさせましょう。

背中の筋肉がガチガチで、肩こりや腰痛がある方は、時間はかかると思いますが、必ずできるようになります。

背中や肩甲骨の動かし方がわからない方でも、動かせるところから動かして、身体の連動を使ってリハビリしていきます。

よくある疑問・質問

・立甲が出来ているのか確認方法は？

確認方法は、他人に見てもらうか、鏡の前で行うことで確認できますが、立甲ができると肩甲骨が浮いている体感があります。

四つ這いでできると、立った状態でも出来るようになり、どこでも出来るようになります。

腕を使う動作の時に立甲しながらどうやってやろうか？というのが楽しくなってきます。

・立甲でやせるのか？

立甲だけで直接的なダイエット効果はありませんが、立甲状態で、肩甲骨を８の字に動かすと、背中がぽかぽかしてきます。

立甲で、褐色脂肪細胞が活性化してくる感覚があったり、代謝アップしていきますが、ダイエットは生活全体のバランスが重要ですので、過度に期待することやめましょう。

・立甲でどんな効果がありますか？

腕を使う全般のパフォーマンスが上がります。

例えば、立甲は前鋸筋が活躍します。

前鋸筋はパンチ筋と呼ばれていたりと、押す力に関連してきます。

セラピストなど、腕を使って施術する人は背中の筋肉も使えるようになり、強圧のレベルが上がります。

剣道のつばぜり合いで、押し合いになった時に、力が発揮できます。

剣術で刀を振る時に、肩甲骨を使うので、剣術家の方は、練習しなくても立甲が出来る方が多いようです。

料理で包丁を握る方も、肩甲骨から動かすと、手首を痛めづらくなったりと、怪我の予防にもつながります。

大谷翔平選手が肩甲骨の柔らかさを披露しています。

画像参照元リンク先：所さんの目がテン

大谷翔平選手のこの動きは、肩甲骨の外転ができればできるようになります。

立甲も肩甲骨を外転させますので、この動きもできるようになります。

野球のバットやゴルフクラブなどのスウィングする動きに、肩甲骨の動きは重要です。

・立甲で肩こりは改善するのか？

肩甲骨の可動域が広くなることで、猫背や巻き肩の改善が見込めます。

背中側の筋肉の緊張が取れることで、軸のある姿勢も楽にできるようになります。

・立甲でバストアップするのか？

姿勢が改善し、肩甲骨が正しい位置に戻れば、ろっ骨がゆるみ、自然にバストアップします。

【講座名】

【立甲のコツ講座】～失われた背中の動きを取り戻せ！～

【受講条件】

ブログ読者さんのみ

【時間】

２時間

【料金】

３万円（銀行振り込み、もしくはＰａｙｐａｌで決済）

【場所】

東京・埼玉の貸しスタジオ・セミナールーム・レンタルサロン・カラオケルームなど、状況に応じて。
メールにて詳細を送ります。

【営業時間】

平日（月・水・金）
１９時～２３時
土曜・日曜日・祝日
１０時～２３時

ご希望の日にちをお申し込みフォームにご記入して下さい。
こちらの都合によりご希望の日にちに沿えない場合がございます。
２～４週間程づらして頂く場合もございます。
その場合は要相談でお願いします。

お申し込みはこちらまで。

おすすめ講座

ゼロワンヒーラー養成講座~はじめの一歩~

とものりワークス

読むだけでパラダイムシフトが起こる

７日間の気功メール講座はこちらから！

ヒーリングメニューと講座はこちらから！

お客様の声はこちらから！