秘密基地の仲間たちと、
四季の花々をめぐりました。
きれいな花を見ながら、
のんびり歩く――
そんなシリーズになるはずでした。
たぶん(笑)。
最初は、桜と梅。
「これは桜かな?」
「梅じゃない?」
花の下では、
子どもたちの小さな会議が始まりました。
答えを知っているJ2と和にゃんは、
楽しそうに考えるみんなを見ながら、
あえて答えを教えません。
答えは、そこにあるのに。
そして、チューリップ。
ここではJ2に、「親指姫」に
なってもらうことにしました。
……と言っても、
本当はJ2本人が花の中に入る予定ではありません。
チューリップの中から、
J2の親指だけを「にゅっ」と出して、
「おやゆびひめ?」
となる予定でした。
ところが――
出来上がった絵を見ると、
J2本人までチューリップの中に。
親指も立てて、
なんだか満足そうです。
違う。
違うんだけど……
かわいいから、採用(笑)。
ライラックの咲く公園には、
なぜか勇者姿の凪が登場。
剣を持って冒険へ――
と思いきや、
みんなで花を眺めて、
ソフトクリームを食べながら寄り道です。
魔王が待っていたら、ごめんなさい。
アジサイの咲く夏の夜には、
みんなで盆踊り。
提灯の灯りの下、
浴衣に着替えて踊ります。
にぎやかな仲間たちのそばで、
アジサイは静かに夏の夜を彩っていました。
そして、ひまわり畑。
一面のひまわりの中で、
凪が出会ったのは――
ダチョウ。
なぜか近づくふたり。
そして、
じっと見つめ合う。
何か通じ合うものが
あったのでしょうか。
私にはわかりません(笑)。
最後は、ラベンダー。
ここだけは少し静かに。
ラベンダーの花が続く道を、
凪と由美、ふたりで歩きました。
手をつないで、
ときどき顔を見合わせながら。
特別な出来事はなくても、
「この景色を、
一緒に見られてよかった」
そんな時間も、
秘密基地の大切な物語です。
こうして振り返ってみると、
花を楽しむシリーズだったはずなのに、
親指姫になったJ2がいて、
寄り道する勇者がいて、
盆踊りをして、
ダチョウと見つめ合う凪がいる。
思い描いた通りにならないことも、
たくさんありました。
でも、
「違うんだけど、これはこれで好き」
そんな一枚から、
新しい物語が生まれることもあります。
それも、
AIと一緒に作る面白さなのかもしれません。
春の花も、
夏の花も、
これから出会う季節の花も。
どんな景色の中にいても、
秘密基地の仲間たちは、
きっと相変わらずです。
そんなみんなとの時間を、
『四季の花々と秘密基地の仲間たち』
一枚のオムニバスに、
ぎゅっと集めました。






