最近、映画ネタ多いっすね。

本も今までと同じくらいのペースで読んでるのですが、ちょっといい本に出会えてないので。

ああーこりゃ、古典回帰かな・・・。

メディアファクトリー
ビヨンドtheシー ~ 夢見るように歌えば ~

ボビー・ダーリンの生涯を映画で撮ってるボビー・ダーリン(本人)。映画のシーンや自分の歌と演奏に納得がいかなくて、テープを止めさせる。そんな場面から始まるケビン・スペイシー渾身の力作。


元々、ケビン・スペイシーが好きです。「セブン」の狂人、「ユージュアル・サスペクツ」のラストシーン、「アメンリカン・ビューティ」の情けなくも愛らしい父親像。全てが本当に素晴らしい!!ちょっとふっくらなあの体がまた哀愁があっていいじゃないですか(こら!)

ニコラス・ケイジといい、ケビン・スペイシーといい、私はちょっとハ○かけが趣味なのか・・・。うーーん(笑)

ま、ケビン・ベーコンという例外(??)もいるし、いいか!

(あ、全然関係ないんですが、ケビン・ベーコンが「硫黄島からの手紙」の二宮君を観て、「この役者は誰だ?有名な役者なのか?」とやたらと食いついてたらしく、二宮君すげーよ、と改めて感動!好きな俳優さんが好きな俳優を褒めるってメチャメチャ嬉しいんですけど。そう言えば、椎名桔平さんも前に二宮君のこと褒めてたな。すーげよやっぱ、二宮和也。二宮君の凄さを再確認。・・・ウオ!全然話し反れちゃった。)


スペイシーってなんて芸達者さんなの!?そう叫んでしまうくらい、歌がお上手。

ダンスも歌も演技も、全部がパーフェクトって!

母親とDVD鑑賞したんだけど、歌に関しては辛口の母親が「歌、上手いねぇ」って絶賛だったから!甘くて暖かくて、そしてアグレッシブな歌声!!途中で、セピアの画面で歌うシーンがあって、あれってダーリンご本人の映像?ちょっと顔が違ったような気がしたけど、歌声がちょっと違う気がしたけど・・・。謎です、ちょっと違和感があったけど、あれはケビン・スペイシーだよって言われれば納得出来ちゃう。ううーーん、どっちだったんだろう?

話は、彼が37歳の若さで亡くなるまでを描いています。確かに波乱万丈だけど、ドラッグやるわけでも酒や女に溺れるわけでもなく、人気の浮き沈みを抜かしたら結構淡々としてました。でも、奥さんとの絆や、母親との和解など、飽きさせないつくりになっています。歌が好きだから、こういう映画は基本絶賛です、私(笑)

特に、表題にもある「Beyond The Sea」がステキ。軽やかで心がウキウキするようないい歌でした。ダーリンと奥さんディーとの出会いのシーンに挿入されていて、その場面はミュージカルタッチに仕上てあります。

あの時代のファッションやインテリアがとっても可愛くて、それも楽しめましたね。

音楽ってやっぱりいいなぁ・・・。


当時、大人気だったフランク・シナトラの話もちょっと出てきますね。ダーリンはシナトラに憧れて、それ以上になりたかったらしく、憧れの人&強力なライバルだったようです。残念ながら、こちらは演じられる人が居なかったらしく、写真でしか出てきませんでしたが・・・。フランク・シナトラは難しいだろうなぁ。有名人だし、俳優さんでもあったし。演じようとする役者が居れば、無条件で私はその勇気を称えちゃうよ~。「My Way」はホントに名曲でございます。聞く度に涙出そうになります。


ボビー・ダーリンという人を全然知らなかったし、曲も、Beyond The Seaとマックザナイフ以外は殆ど聞いた事なかったんですが、楽しかったですね。流石ケビン・スペイシー。この人の芸達者ぶりには本当にいつも驚かされます。

私はやっぱりスペイシーが好きーーー!!

普段の照れた顔とか最高にキュート!!(何かの雑誌に載ってました)

やっぱりいい役者って普段から表情豊かなんだなって思います。←これ、最近のお気に入りの持論です。

先々週くらいだったかな?

フジテレビの「僕らの音楽」。

スガさん×ミッチー対談&歌共演。

最高だったね。 感想遅すぎだけど。

もう、久々にうっとりしちゃった♪

二人の気兼ねないリラックスした雰囲気と、男の色気むんむんの素に近い大人なミッチー。

キャーキャー言う感じじゃないんだよね。

ま、本人はそう言って欲しいとは思うけど・・・。(スター&熱狂的なファンごっこを推奨するミッチーだし)


いやぁ、今回は、ホント惚れ惚れした!!

後からじわってくるね、ヒタヒタ、ヒタヒタ、と(恐怖?)

虚構大好き、のミッチーさんが、あれほど素で、あれほど男で、どうしましょ、って感じですわ。

いいもん見せてもらいましたわーーー、ホントにーーー。

ちょっと上から目線な訳ですよ。

トークに垣間見せる頭の良さにため息ですよ。

足を組ませれば、帝王ですよ。←何の?

そう、落ちていいのは恋だけサ♪♪

ミッチー節炸裂で、スガさん楽しそうだし。

スガさんが真似してライブで言ってたら笑える~。全然似合わないもんなぁ。

それにしても、郷ひろみさんのコンサートでキャイキャイしてる二人はどうなんだろう?「ミッチー負けてるよ!」って耳元で叫ぶスガさんってどうなんだろう?

・・・めっちゃ、可愛いじゃねぇかよ。チッ。

これ、恋愛にカテゴリーしていいのかな?

ま、カテゴリーなんてあって無いような物ですから。

姫野さんは本当に荒唐無稽な設定がお得意なんだな、と思った。ファンタジーです。ちょっとエゲつないけど、最後まで読むと、何だかほんわかしちゃう不思議なお話。

姫野 カオルコ
受難
敬虔なクリスチャンである主人公フランチェス子の秘部(笑)に住まう、人面痩古賀さん(フランチェス子命名)の寄生物語。綺麗&ナイスバディなのに、全然モテないフランチェス子をひどい言葉で罵倒する古賀さん。その言葉にフランチェス子は、キスもセックスもできないダメな人間だと自分を卑下していく。そのネガティブ思考はどんどん深まり、ついには悟りきってしまうほどに。古賀さんとは一体何者なのか?そして、ついにその正体が明らかになる!

無茶苦茶な設定がまずおかしい。フランチェス子のあまりにもネガティブな発想にも、古賀さんの罵詈雑言にも笑ってしまう。
でも、なかなかどうして古賀さんの言葉には深みがある。そして時々本当にグサリと胸に刺さる。かーなり、毒性が強いです。
寂しいと感じるなんて傲慢だ、とか
恋愛中の二人の間に意味のある会話は無い、とか・・・。
相変わらず姫野さんのモテる女の容姿論は笑える。(よっぽど皮膚の薄い透明感のある肌に恨みが?笑)
あんまりセクシー過ぎるのも、綺麗過ぎるのもダメ。っていうのが姫野さんの一貫したモテ論だと思う。
いわゆる平均的な現代の若い男の子達を皮肉ってるよな、って思えて笑えちゃう。

ーーーー独り言ーーーー
(最近、ananを読んだら、「正しい男の愛し方」とかいう内容でした。その中の記事で、若い男の子達代表数名が女の子の色気は控えめな方がいい、とうコメントに沿って記事が書かれていて。心の底から笑わせて頂きました。そんな男の子達から愛される女になれ、的な記事を特集しちゃう雑誌に。中身を全然読まずに、表紙買いした私に(笑) 初めて読んだ&買ったよ~~、anan(笑)。あんな雑誌だったのね。
色気を出し惜しみするなんて、私は粋じゃないと思う。
averageに合わせてどうすんだよ、って思う。
↑これ、出し惜しみしてたら色気なんて無いに等しい私の僻みだわ・・・、長い独り言だ!)
ーーーーーーーーー
最後、人面痩の古賀さんは、スゴイ事になっちゃう。(ジークフリートて!!)
あははー。姫野さんったらやってくれます。
感想がすごく難しいです。あまり詳しく書くとネタバレになってしまうので。古賀さんの正体は、読んだ人だけのお楽しみって事で。ヒント:私はぶっとびましたね。誰かこれ、予測できた人いるのかなぁ・・・。
「受難」って、キリストがユダに裏切られて、民衆によって十字架にはり付けされ、茨の冠をかぶらさせられて手に釘を打たれる、っていう内容でしたよね。
古賀さんはキリストを非難する民衆なのか?
だったら、フランチェス子はキリスト!?
うーーん・・・そのあたりが勉強不足で、本書とどうリンクするのか分からないなぁ。どなたか分かる方がいらっしゃったら教えて頂きたいです。
全体的には面白くて満足だったけど、数の子といそぎんちゃくはいらないんじゃないかなぁ?姫野さん(笑)

この前、ミラクルフルーツを体験しました。

体験しましたって変ですか?

実はこのフルーツ、すっぱいものが甘く感じるようになるミラクルなフルーツなのです!ええー不思議~。

見た目は、小さな赤いフルーツです。写真がないのですが、杏仁豆腐に時々のってる「クコの実」(こちらは乾燥してますが)に似ています。

どうやって体験したかというと。

まず、くし型に切ったレモンを食べてどんだけすっぱいか確認。すんげーすっぱいっす!

次に、ミラクルフルーツを舌の上で転がす事、3分。

そのあとに先ほどのレモンを食べると、なんと!

甘~~~い!!!

すげーこれっ!ビックリです。

味は、夏みかんにそっくりで、それにハチミツをかけた感じ。すげー甘いんです。スピードワゴンの小沢さんもビックリですよ!(でもね、口の中は甘いんですが、喉は痛いんです。酸で。面白いんですよ。)

いやぁ、不思議なフルーツがあるものですね~。

貴重な体験をしましたーー。

ただ、すっぱいものが甘くなるミラクル効果は、1・2時間持続するので、そのあたりは注意が必要かと・・・。

友人に誘われて、私も興味が合ったので、是非是非!と言って便乗しました。

スウィニー


街の権力者に濡れ衣を着させられ、オーストラリアに島流しになった上、妻を陵辱され娘を奪われたスウィニー・トッドの復讐劇です。

舞台はロンドン。パイ屋の2階で床屋を営んでいたスウィニー・トッドが脱獄してロンドンに帰ってきた場面から始まります。

パイ屋の未亡人は、トッドに仄かな恋心を抱いていたため、街の権力者に復讐をするという彼を励まし、一番の理解者に。過去をかぎつけた男を自慢の商売道具のナイフで殺してしまったトッドに、未亡人は囁きます。「肉は高い、捨てるのは勿体無い」と・・・。味が良くて安いミートパイは評判になり、夫人のパイ屋は繁盛します。何の肉が使われているのかは2人だけの秘密・・・。

一方、トッドの娘ジョアンナは、若い水兵と恋仲になり、娘以上の愛情を向ける義父から逃れようと決心します。その水兵は、脱獄中のトッドを海で拾い上げてくれた恩人でもあったのです。様々な関係が絡み合って、最後のカタストロフィーに向け疾走して行きます。そして、その先には世にも恐ろしく悲しい結末が・・・。


欲望って恐いなぁって思います。

度を過ぎた欲望は自分を滅ぼし、大切な人を巻き込み、全てを崩壊させてしまう。

たかが恋、たかが愛、たかが復讐・・・たかが、などというものはこの世に無いのだな、と。その人にとっては、世界が変わる一大事。自分に置き換えてみれば、分かるはず。でも身の丈以上の欲望は、肉体を飲み込んでしまう。純粋な思いを貫こうとすればするほど深みにはまってしまう。それがとても恐かったです。


ミュージカルに全然疎いので、歌の上手さは全然分かりません。でも、ミュージカル初挑戦な大竹しのぶさんにビックリ!本当に初挑戦?いやぁ、流石、当代きっての実力派俳優ですね。とても良かったと私は思いました。

市村さんは安定してます。声や演技に深みがあって、苦悩する男がピッタリです。危ないところが全然無い。主役のお2人が素晴らしく、脇を固める俳優陣もとても良かったです。ソニンさんがまた歌上手くて!!儚くも美しいジョアンナ。声でそれを表現できるなんて素晴らしいです。

今回の観劇で、ミュージカルの面白さが分かった気がします。

次は何を観ようかな?