こんにちは。ともみ鍼灸院です。

今日は子どもさんの耳の症状と小児はりのお話です。

子どもは大人と違い、自分の体調を詳しく言葉で説明する事ができません。

何となく耳を気にしていたり、耳を押さえたり耳に指を入れて泣いていたり、耳を布団や床に付ける状態で泣いていたりは、耳の症状を疑った方が良いです。

ただ耳の症状も、中耳炎や外耳炎、おたふくかぜのような風邪や感染症が関係するものから、耳垢が原因だったりする事もあるため、原因の特定は耳鼻科を受診しないと難しいでしょう。

耳が痛いと訴える場合、特に小さなお子さんは異物が原因の場合がありますので注意が必要です。

難聴は更に気づくのが難しくなりますが、テレビの音を大きくしないと聞こえなかったり、通常気がつくはずの声の大きさで呼びかけても気がつかなかったり等、日常の何気ない行動で気がつく事もあります。

中耳炎等から難聴になる事も多いですが、先天性のもの、ストレスからくる心因性のもの等もあります。

ヘッドフォンの使いすぎによる難聴もありますので、大人よりも音に敏感な子どもさんはなるべくヘッドフォンを使う事は避けたいですね。

鍼灸院に来院される小児はりのお子さんは、中耳炎の子がほとんどです。

しかも、いつも小児はりを受けている子が中耳炎を発症したので治療して欲しいというお子さんがほとんどです。

耳鼻科を受診して治療しているものの、なかなか痛みが取れなかったり聞こえが戻りにくかったり、すっきりしないケースがあるようで、小児はりをするとスッと良くなるケースが多いです。

東洋医学ではお子さんの中耳炎の原因は外邪によるものなので、身体の元気を補ってあげて身体の中に入った外邪を取り、耳の周辺のツボ等に小児はりをすると良くなります。

中耳炎以外でも、他の症状と同じように東洋医学の考え方で原因になる所を治療してあげる事で耳の症状を取ってあげる事ができます。

ただし、耳の中に異物がある場合はそれを取らないと良くならないため、耳の症状がある場合は鍼灸より先に速やかに耳鼻科を受診して下さい。

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こどもの耳の症状と小児はり