こんにちは。ともみ鍼灸院です。

今日は東洋医学の診断のお話です。

過去の記事は以下の通りです(タイトルをクリックすると記事に飛びます)。

東洋医学でどのように診断するか①

東洋医学でどのように診断するか②(望診Ⅰ)

東洋医学でどのように診断するか③(望診Ⅱ)舌診の話

東洋医学でどのように診断するか④(聞診Ⅰ)

東洋医学でどのように診断するか⑤(聞診Ⅱ)

東洋医学でどのように診断するか⑥(問診Ⅰ)

東洋医学でどのように診断するか⑦(問診Ⅱ)食欲・睡眠・排泄

東洋医学でどのように診断するか⑧(問診Ⅲ)通院歴・既往歴

東洋医学でどのように診断するか⑨(問診Ⅳ)女性の問診

東洋医学でどのように診断するか⑩(問診Ⅵ)こどもの問診

東洋医学でどのように診断するか⑪(切診Ⅰ)

今日は東洋医学の診断、四診「望・聞・問・切」の切診のお話です。

長かった四診シリーズ、いよいよ最後の項目です。

 

「切診」とは切ると書いて少し怖いイメージがありますが、「触る」診察の事です。西洋医学で言う触診の事です。

前回は患部を触って確認するというお話をしました。今日は脈診の話です。

脈診も触る診察です。

脈診(脉診と同じ)の事は詳しくは以前記事にしました。

 

脈診は、手首の脈を診て身体の状態を診察する東洋医学の独自の診察法です。

西洋医学では脈拍をみますが、東洋医学ではどのような脈の打ち方をしているか細かく観察していきます。

脈の速い遅いや強い弱い、滑らかに打っているか流れが悪いような脈か、パッと触ってすぐに分かる脈なのか骨の近くまで抑えてみないと分からないような脈なのか、様々な角度からどのような脈かを観察します。

 

脈に身体全体の今の状態が現れています。

どのような状態かを脈診で判断し、ツボを選んでいきます。

良い治療ができると、脈も良い状態の脈に変化します。

そして、症状が取れて健康な状態になってくると、脈も健康な状態の時の脈に変化してきます。

 

これが脈診です。

 

脈診ができるようになると、今現在の患者さんの状態がどのような状態なのかを、症状を聞かなくてもある程度分かるようになります。

一見元気そうな声や仕草でも、脈診で診ると身体が疲れている事がよく分かったり、ご自身でも気がついていないような身体の変化に気がつく事があります。

 

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