作ろうとすると意外と難しいのが省略線です。
省略線というのはグラフなどで、長い図形を短くするため「以下省略」という意味でグラフをカットする時などに使います。

こんな感じ。

 

1つの図形で作ろうとすると難しいので、複数の図形で作るんです。

省略線用部品を作る
手順
(1)波線を置き、「枠線:無し」にします。
(2)波線を細くします。波を大きくするには左の変形ハンドル(黄色いハンドルで調整します)


(3)波線をコピーし、下に置きます。

 

 

(4)四角形を置き「枠線:無し」にします。図形の書式設定を表示し、塗りつぶし:単色・オレンジ、透明度を40%程度にします。
(5)波線と波線の間に四角形を配置します。この四角形で背景を隠すわけです。

重要なのは波の上下で四角形の辺を波線の幅範囲に入れる事です。なので、画面を拡大して作業してください。

(6)四角形を最背面にし、透明度を0%にします。

省略線部品は完成です。

省略線部品を使い、省略線を作る

以下の図に切り取り線を適用してみます。

手順
(1)背景色を、適用する図形に合わせます。この例でいくと「白」です。

(2)区切り線全体を選択し、CtrlとDキーを押します。

Ctrl+Dを押した後はこんな感じになります。

 

(3)コピーされた図形群を元の図形の右に持ってゆき、くっつけます。
全てマウス操作で行って下さい。途中でカーソルキーなどを使用してはいけません。
(これについては以前書いたCtrl + Dキーの記事を参照ください。

(4)グラフを覆うにはまだ足りないので、Ctrl+Dを押します。(グラフを覆うまでCtrl+Dを押して線を延長します。)

(5)これで完了ですが、気に入らない場合は線の色などを変えてから、区切り線全体をグループ化し、変形します。

今回は省略線の作り方でしたが、部品という考え方の良い例としても書いてみました。

どうでしょうか。部品という考え方、重要でしょ