会社員だった数年前に、家の周りがあまりにもゴミだらけでそれがどうしても気になって、早朝にゴミ集めをしていた。

きっかけは近所に新しく保育園ができて、小さい子供が多く通る道に、タバコの吸い殻が何本も落ちていたのが嫌だったから。

週に2日、燃えるゴミの日の朝に45リットルの袋がいっぱいになるまで、街中のゴミを集めていた。
コンビニの店員でもないのに、コンビニの前を掃除し、保育園の関係者でもないのに、保育園の前を掃除していた。たまに感謝される事もあったが、不思議な目で見られる事の方が多かったのかもしれない。

2年続けたある日、ふと掃除する前はどうだったんだろうと考えた。、、
辞めてみてわかる事もあるかもしれないと思い、ゴミ集めをやめた。

やめて街がどうなったかと言うと、どうもなっていない。
確かにタバコのポイ捨てもあるし、雑草も生い茂っているが誰も困っていない。

むしろ、根こそぎ取った雑草が春になればぐんぐん元気に伸び、葉っぱも青々しているが、冬になれば自然と枯れ、落ち葉となってどこかに飛んで行く。



私がしていた事は完全に自己満で、その流れを少し止めていただけなのかもしれない。

完全に″雑草の勝利!″である。



やった事に後悔はしていない。
掃除が大好きとわかったし、仕事にしたいと決断できた。
ただ、
私がやりたかった、″お外の掃除″の依頼は一軒もない。
要するに需要がないのだ。

今は、お掃除に行っているお家のお庭を掃除させてもらっている。少しは経験した事が役に立っているかもしれないな。