心理学NLPには
「ラポール」
という概念があります。
「ラポール」とは
「相手との信頼関係」
のこと。
どれほど
知識や経験やスキルが
すぐれた人であっても
お相手との
ラポールが築けなければ
いいコミュニケーションは
生まれない
そして
スキルやテクニックだけで
表面的に関係を築こうと
するのではなく
お相手を理解したいと
思う気持ちから
ラポールを築くことが大事
それが私がNLPで
学んだことで
今でも私の中の
大切な核となっています。
ラポールについて書かれた
おすすめ記事はこちらです。
↓
用語集：ラポール - NLP-JAPAN ラーニング・センター (nlpjapan.co.jp)
私がラポールの大切さを
本当の意味で実感したのは
約３年半前
当時勤務していた
エステサロンを
辞めるときでした。
円満に退職したかったのですが
話し合いがうまく進まず
習ったNLPのワークを
とにかくひたすらやって
社員との次の話し合いに
臨もうとしていました。
その中でも
「ポジション・チェンジ」
のワークをしたときに
最大の気づきがおきました。
「ポジション・チェンジ」
とは
人間関係の改善に
非常に効果的なワークで
自分だけの思い込みの世界に
浸ることを避け
お相手との間に
よりよい関係性
まったく違う
新しい可能性を見出す
ことができます。
この「ポジション・チェンジ」
のワークを行って
私が気づいたのは
社員は
私がバイトを続けることが
私にとって良いことだ
と信じていて
私のためを思って
引き留めようとしている
こと
そして
もう一つ
気づいたのは
私は
その社員の気持ちを
全く受け取ろうと
していなかった
ということでした。
私は
社員に流されないように
自分の辞めたい気持ちを
一方的に伝えて
押し通すことばかり
していました。
社員とラポールを築く
意識が欠けていた
ことに気づいたのです！
今思い返すと
「社員が全然私の話を
聞いてくれない！」
とか
「社員が私をなんとか
辞めさせないように
丸め込もうとしてくる！」
など
社員に対する不信感がありました。
これでは
社員といい話合いや
いいコミュニケーションが
生まれるわけありませんよね。
話合いの当日は
とにかく
「まず社員の話を
しっかり聞いてから
自分の話をしよう」
と決めました。
そして
ＮＬＰのラポールスキル
を使って
まず社員の話に
耳を傾けてから
自分の気持ちを伝える
ようにしました。
話し合いの途中で
何度も
「えーっ！？」
と思い
「それは違う！
そうじゃない！！」
と反論したくなる場面が
ありました。
その度に
ＮＬＰのラポールスキル
を活用し
しっかりと
社員の話を聴くように
心がけました。
すると
落ち着いて
その時に感じた
自分の気持ちを
素直に伝えることが
できました。
その結果
社員と良好な関係を
保ったまま
円満にお店を辞めることに
成功したのです！
実は
社員の１人は
ＮＬＰとは違う心理学系の
講師の資格を持っている方
でした。
その方から
こう言われました。
「前回と今回
何が違ったかわかる？
あなたが変わったのよ。
私たちは
前回から何も変わってない。
あなたが変わったのよ。」
私が変えたのは
「社員の話をしっかり聴こう。
社員と信頼関係を築こう。」
という意識です。
「信頼関係を築く」
そのために
ＮＬＰのラポールスキル
を使う。
「信頼関係を築く」ことが
できているかどうか
その違いだけで
結果に大きな差が生まれた
のです。
自分の思い通りに
お相手をコントロールする
のではなく
お相手の言いなりに
なるのでもなく
自分も相手も
両方を尊重した
お互いに気持ちのいい
コミュニケーションのために
ラポールは必須だと
私は考えています。
それは
仕事における人間関係に
限ったことではなく
家族や親しい友人など
身近な関係においてこそ
特に大切になるのでは
ないでしょうか。
ラポールを築くことを
意識する
それだけで
確実に関係性が
変わっていきます。
人間関係がうまくいかなくて
悩んでいる方や
円滑なコミュニケーション
を望んでいる方の
何かヒントになれば
嬉しいです。
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