嫌い | 家族に笑顔が戻る最短距離~『不登校のち笑顔』

家族に笑顔が戻る最短距離~『不登校のち笑顔』

不登校のお子さんが動き出すために必要なことは,「子供に選択させて,結果を経験させてあげる」こと.
親御さんが意識と行動を変えるだけで,お子さんはどんどん変わり,現実がガラッと変わります.

親子揃って【小さな一歩を重ねたら】,必ず家族に笑顔が戻ります.

 

妻から聞いた話です.

 

 

 

先日,息子が急に

 

 

「オレ,小学生の時○○のこと,嫌いだったんだよね.初めはそんなこと無かったんだけど,だんだん嫌いになってしゃべらなくなったんだ」

 

 

と言ったそうです.

 

 

 

息子が誰かのことを嫌いと言うのは初めて聞きました.

 

 

小学生時代,それを言うことすら自分に禁止していたのかなと思ったわけです.

 

 

 

 

以前の私なら,

 

 

家の中は,それを言えない雰囲気だったんだな.

 

 

と思い,自分を責めたでしょう.

 

 

 

 

でも

 

 

本当は言っても良かったんです.

 

 

息子の潜在意識が,言ったら何かが起こりそうと感じて言わなかっただけなんです.

 

 

何を恐れて禁止していたのかは,私には分かりません.

 

 

多分,本人も分からないと思います.

 

 

 

 

 

「嫌い」を家の中で言ったところで,我らが息子のことを叱るとかありませんし,ましてや息子を嫌いになることもありません.

 

 

 

嫌いな人がいるなんて普通だし(笑)

 

 

星

 

 

でもね,息子の気持ちも分かるんです.

 

 

なぜかというと,私自身,小学生の時に嫌いな友達がいたんですが,それを母親に言えませんでしたから.

 

 

私の母とその友達の母親が仲良かったので,「あいつ嫌い」なんて言ったら,母が困ると思っていたんです.だから,母のために言わなかった

 

 

当時そう思っていたのを今でも覚えています.

 

 

 

母親のママ友のことまで気を遣うなんて,健気ですよね.

 

 

 

 

ところが,それは本当の理由ではなかったんです.

当時はそんなこと気付いてないです.気付いたのは最近です.

 

 

 

答えはすべて自分の中にあるんです.だって,母のせいにすることで,私は被害者でいられるわけだから.

 

 

 

自分と向き合うことをした結果分かったこと,潜在意識が恐れていたことは

 

 

 

自分の本音を言うことで,母を悲しませ,がっかりした母の顔を「私が」見たくない.そして,本音を言えない自分の情けなさを感じたくないから.

 

 

 

でした.

 

 

 

本当は,言っても良かった.言ったところで,母が悲しむこともがっかりすることもないだろうし,私のことを受け止めてくれる.

 

 

ママ友との関係より我が子の気持ちを優先してくれる.

 

 

そんなの親だったら当たり前…

 

 

だから,親になった今なら分かるんです.

 

 

 

 

もし,あの頃本音を言えていたら,その後あった数々のイヤなことも起こらなかったかもしれません.

 

 

でも当時は,自分の潜在意識が本音を言うことを禁止していたんです.

 

 

 

星

 

息子が最近それを家の中で言えるようになったのは,言っても何も起こらないということを感じたからだと思います.

 

 

 

 

 

 

 

 

そして,昨日,自分の臭さも感じたようで,久々に風呂に入りました.