小説の部屋

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小学生の頃の私は大人と子供らしい子が苦手だった。

学校の砂場の砂に水をかけ、泥団子を喜んで作っている

子供達を見て、食べれないお団子を作って何が楽しいの?

と心の中で思っているようなとても冷めた子だった。

それは両親が不仲だったからなのか、父が冷たい人だったからなのか

母がうつ病だったからか、自分でも理由はよくわからない。

砂場で使う小さなシャベルを砂にぶっさして、砂場の端に並べられた泥団子を見つめながら砂場で遊ぶ時間をやり取り過ごした。

みんなが喜んでいる事をみんなと同じように喜んでできなかった。

楽しいと思えなかったのだ。

授業中に騒ぐ子や泣き出す子達を見ては冷めた視線を送っていた。

こんなにかわいくない性格なのに男の子には割と人気があった。

クラスで人気物のふたりの男の子と毎日家まで一緒に帰った。

ランドセル以外の荷物がある時は

ふたりは私の荷物を持ってくれた。何を話しながら帰ったかは覚えていないが楽しい帰り道だった。

ひとりは色の白く綺麗な顔立ちのおとなしい子で

もうひとりは明るいけれど押し付けがましくないスポーツのできる

さわやかな男の子だった。このふたりと一緒に居るときは自分も少し子供らしくいれたような気がする。

まだ7歳のわたしは大人の事情と自分の気持ちの間の中でもがきながら生きていた。