120名以上が亡くなったパリ同時多発テロからわずか数日後、パリのレピュブリック広場にイスラム教徒の男性が立った。彼は目隠しをしており、そばには2つのボードが置かれていた。1つには「私はイスラム教徒です。人々は私のことをテロリストだと言います」、そしてもう1つのボードには「私はみなさんを信じています。みなさんは私を信じてくれますか? 信じてくれるのなら、ハグしてください」と書かれていた。果たして人々は、男性をハグしたのだろうか?

一人、また一人と彼に近づき、そして多くの人が彼を抱きしめている。中には目に涙を浮かべている人もいた。動画は11月17日にYouTubeに投稿されている。「テロリストとは、何の理由もなく他人を殺そうとする人です」と男性は目隠しを取った後で語った。「イスラム教徒はそんなことはしません。イスラム教の教えは殺人を禁じています」テロの後、イスラム教徒への風当たりが強まっている。一部のモスクは襲撃され、「移民を受け入れるくらいなら自分が国を出たほうがまし」という人もいる。そんな中、この男性の行動は、人間の温かさを教えてくれた…私はこの映像をニュースで、見た。
この男性の、勇気。そして、フランス人の心の広さ。
私は、感動して涙が出た。決して宗教は、人を殺せなどの教えはない。
イスラム教=テロ集団ではない。

私は、この映像を見て、

Mr.Children

曲名『掌』を思い出した。
良かったら、聴いてほしいです。

Mr.Children
曲名『掌』




掌に刻まれた歪な曲線
何らかの意味を持って生まれてきた証
僕らなら 求め合う寂しい動物
肩を寄せるようにして 愛を歌っている

抱いたはずが突き飛ばして
包むはずが切り刻んで
撫でるつもりが引っ掻いて
また愛 求める
解り合えたふりしたって
僕らは違った個体で
だけどひとつになりたくて
暗闇で もがいて もがいている

ステッカーにして貼られた本物の印
だけど そう主張している方がニセモノに見える
僕らなら こんな風な袋小路に
今も迷い込んだまま 抜け出せずにいる

夢見てるから儚くて
探すから見つからなくて
欲しがるから手に入んなくて
途方に暮れる
どこで間違ったかなんて
考えてる暇もなくて
でも答えがなきゃ不安で

君は君で 僕は僕 そんな当たり前のこと
何でこんなにも簡単に 僕ら
見失ってしまえるんだろう?

ALL FOR ONE FOR ALL
BUT I AM ONE
ALL FOR ONE FOR ALL
BUT YOU ARE ONE

ひとつにならなくていいよ
認め合うことができればさ
もちろん投げやりじゃなくて
認め合うことができるから
ひとつにならなくていいよ
価値観も 理念も 宗教もさ
ひとつにならなくていいよ
認め合うことができるから
それで素晴らしい

キスしながら唾を吐いて
舐めるつもりが噛みついて
着せたつもりが引き裂いて
また愛 求める
ひとつにならなくていいよ
認め合えばそれでいいよ
それだけが僕らの前の
暗闇を 優しく 散らして
光を 降らして 与えてくれる