どうしてもマイナス思考になり、自分には無理だと思ってしまっている事が多いです。
それを少しずつ克服していく方法です。
自分でプログラムを決めて行う事が重要です。

最初は、なるべく簡単なこと。
例えばコンビニに行く
朝、散歩をするなどです。
それから、少しずつ行動範囲を広めていく。
公共交通機関を利用するなど。(徐々に距離を伸ばしていく)

小さな成功体験を積み重ねていって、失敗の回路を断ち切る。
このような体験を「アッハ体験」と言います。

それで、自信を回復していき、自分でセルフコントロールが出来ることを確認していって下さい。



行動療法を行なう理由は何でしょうか?
電車に乗れるようになりたいから?
車を運転出来るようになりたいから?
人混みの中でも大丈夫になりたいから?

そうではないはずです!
電車や車に乗れるようになりたいから、電車や車に乗る練習をするのではないはずです。

電車や車に乗って、ある目的に行き、そこで楽しむ為のはず。

目的は、あることを成し遂げたいから、楽しみたいから、行動を起こすはずです。

もう少し先の、「自分の願望を叶えたいから行動をする」という原点を決して忘れないようにしましょう。



上記2つの療法を合わせて「認知行動療法」という方が一般的です。

認知行動療法は、パニック障害を治す治療としては不可欠な療法です。
必ず行なう必要があります。

ただ、行動出来るようになっていく際、何も根拠がなければ、その培った自信はたった一度の大発作で崩れてしまいます。

行動出来るようになった根拠が必ず必要でしょう。
根拠がなければ、いつまでもビクビクしながらの行動となるでしょう。

この根拠が、自分をコントロールする訓練のお陰だと思えることが大切です。